
昔、ものすごい津波があって、島が全体がもう波に呑まれるような感じの大津波のときに全部島が洗われ流されて、それに追われてもうみんな亡くなったけど、ある女性は、自分の息子と兄の息子と二人を連れていたらしいんですよね。だけどいよいよ津波のために息子と兄の息子のうちどちらか一人は手放さないといけない切羽詰まった事態になったんで、誰を手放そうかと考えたら、遂に自分の実家の血を絶やさないという気持ちで、自分の息子を手放したっていう話があるんですよ。それで、島仲にナガマスニっていう高いところがあって、そこに行ったときには津波がおさまったんでしょうね。あすこは高いところよ。そしてそれからまた人が栄えんだということがあるんです。私どもなんか考えると自分の子どもを手放すなんていうのはね、思いもつかないことですけれども。
| レコード番号 | 47O341633 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C125 |
| 決定題名 | 与那国の始まり 津波の生き残り(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 池間苗 |
| 話者名かな | いけまなえ |
| 生年月日 | 19191217 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡与那国町祖納 |
| 記録日 | 19960916 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那国町祖納 T01 A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12,20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 津波,息子,兄の息子,手放した,島仲,ナガマスニ |
| 梗概(こうがい) | 昔、ものすごい津波があって、島が全体がもう波に呑まれるような感じの大津波のときに全部島が洗われ流されて、それに追われてもうみんな亡くなったけど、ある女性は、自分の息子と兄の息子と二人を連れていたらしいんですよね。だけどいよいよ津波のために息子と兄の息子のうちどちらか一人は手放さないといけない切羽詰まった事態になったんで、誰を手放そうかと考えたら、遂に自分の実家の血を絶やさないという気持ちで、自分の息子を手放したっていう話があるんですよ。それで、島仲にナガマスニっていう高いところがあって、そこに行ったときには津波がおさまったんでしょうね。あすこは高いところよ。そしてそれからまた人が栄えんだということがあるんです。私どもなんか考えると自分の子どもを手放すなんていうのはね、思いもつかないことですけれども。 |
| 全体の記録時間数 | 3:59 |
| 物語の時間数 | 3:59 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◯ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |