
昔、サカイイスバはお乳が四つもあって男三人より大きく、才能が優れている女で、いつも二本の刀を身から離さず腰に下げている大武士だった。そのことを西表島の大武士や石垣島の大武士、宮古島の大武士たちが聞いて、何とかして妻にできないものかと計画していると、サカイイスバはその事を知り、「笑わせるな。あいつどもがたくらみ考えている事ぐらいは、すべてお見通しだ。彼らを助けてたまるか。」と用意していると、宮古島の豊見武士が、与那国に渡ってきて、イスバに、「妻になってくれたら、私たちの思いのままだから私の妻にならないか。」と言うと、イスバは、「妻になってもよいが、私の条件を聞いてくれるか。」と言い、豊見武士は、「じゃ、どんな条件でも聞くから言いなさい。」と答えると、イスバは瓢箪瓶に花酒をいっぱい詰めて来て、「私の目の前で、この酒を飲み乾すなら妻になってよい。」と言うと、「このくらいの事ならお手のものだ。」と、手渡した酒瓶を豊見武士はそのまま一息に軽々と全部飲み乾したが、その酒は強い与那国の花酒だから豊見武士は酔っぱらい、足腰が立たず、歩く事すらできなくなったので、イスバは大笑いして、「君たちが束になって来ても、私にかなうものか。」と持っていた刀で一刀のもとに豊見を殺し捨てて、「イスバの命のある限り、この島は何人にも干渉させない。」と言って島を守っていた。
| レコード番号 | 47O341548 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C119 |
| 決定題名 | サカイイソバ伝説(方言混じり) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 福仲用金 |
| 話者名かな | ふくなかようきん |
| 生年月日 | 18931228 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡与那国町祖納 |
| 記録日 | 19760804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那国町祖納 T52 B10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | ンカチ |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | サカイイスバ,お乳,四つ,才能,女,二本の刀,大武士,西表島,石垣島,宮古島,妻,豊見武士,与那国,条件,瓢箪瓶,花酒, |
| 梗概(こうがい) | 昔、サカイイスバはお乳が四つもあって男三人より大きく、才能が優れている女で、いつも二本の刀を身から離さず腰に下げている大武士だった。そのことを西表島の大武士や石垣島の大武士、宮古島の大武士たちが聞いて、何とかして妻にできないものかと計画していると、サカイイスバはその事を知り、「笑わせるな。あいつどもがたくらみ考えている事ぐらいは、すべてお見通しだ。彼らを助けてたまるか。」と用意していると、宮古島の豊見武士が、与那国に渡ってきて、イスバに、「妻になってくれたら、私たちの思いのままだから私の妻にならないか。」と言うと、イスバは、「妻になってもよいが、私の条件を聞いてくれるか。」と言い、豊見武士は、「じゃ、どんな条件でも聞くから言いなさい。」と答えると、イスバは瓢箪瓶に花酒をいっぱい詰めて来て、「私の目の前で、この酒を飲み乾すなら妻になってよい。」と言うと、「このくらいの事ならお手のものだ。」と、手渡した酒瓶を豊見武士はそのまま一息に軽々と全部飲み乾したが、その酒は強い与那国の花酒だから豊見武士は酔っぱらい、足腰が立たず、歩く事すらできなくなったので、イスバは大笑いして、「君たちが束になって来ても、私にかなうものか。」と持っていた刀で一刀のもとに豊見を殺し捨てて、「イスバの命のある限り、この島は何人にも干渉させない。」と言って島を守っていた。 |
| 全体の記録時間数 | 2:22 |
| 物語の時間数 | 1:57 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◯ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |