久米島めぐりの出で立ちは、洋服、きゃはんに草鞋かけ、乗り込む船はなぐさまぐ、向かうる所は儀間港、とうていやっこに小学校、実用普通の教育に、具志川、仲里両村の、生い立ち見えて頼もしや。儀間を出れば山城、見渡す果ては銭田原。山に隠れし島尻は、世間離れた別天地。比嘉の馬場で休むれば、字謝名堂も程近く、緑したたる松陰に、見ゆるは仲里小学校。宇根に真泊、奥武の島、砂浜あざにすきまなく、月に数回の便船は、那覇に輸送の便利あり。福木になる真謝の字、仲里役場はここと聞く。阿嘉は寂しい村なれど、髭水ありて名を得たり。古人の遺跡、比屋定は、ウティダ石こそ苔はむし、たてしいさおは血をかけて、万々代まで残るらん、按司の住みし宇江城、きんげんぎょくろ後もなく、福木に宿る山カラス、とわらば遠き代々のあと、仲村渠に具志川を過ぐれば最はや字仲地、牛のたてがみ馬の角・・・・以下不詳。
レコード番号 | 47O231593 |
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CD番号 | 47O23C115 |
決定題名 | 久米島めぐり歌(共通語) |
話者がつけた題名 | - |
話者名 | 与座三郎 |
話者名かな | よざさぶろう |
生年月日 | 19110526 |
性別 | 男 |
出身地 | 沖縄県仲里村 |
記録日 | 19890916 |
記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
元テープ番号 | 仲里T06B10 |
元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
分類 | 60 |
発句(ほっく) | - |
伝承事情 | - |
文字化資料 | - |
キーワード | 久米島めぐりの出で立ち |
梗概(こうがい) | 久米島めぐりの出で立ちは、洋服、きゃはんに草鞋かけ、乗り込む船はなぐさまぐ、向かうる所は儀間港、とうていやっこに小学校、実用普通の教育に、具志川、仲里両村の、生い立ち見えて頼もしや。儀間を出れば山城、見渡す果ては銭田原。山に隠れし島尻は、世間離れた別天地。比嘉の馬場で休むれば、字謝名堂も程近く、緑したたる松陰に、見ゆるは仲里小学校。宇根に真泊、奥武の島、砂浜あざにすきまなく、月に数回の便船は、那覇に輸送の便利あり。福木になる真謝の字、仲里役場はここと聞く。阿嘉は寂しい村なれど、髭水ありて名を得たり。古人の遺跡、比屋定は、ウティダ石こそ苔はむし、たてしいさおは血をかけて、万々代まで残るらん、按司の住みし宇江城、きんげんぎょくろ後もなく、福木に宿る山カラス、とわらば遠き代々のあと、仲村渠に具志川を過ぐれば最はや字仲地、牛のたてがみ馬の角・・・・以下不詳。 |
全体の記録時間数 | 5:21 |
物語の時間数 | 5:21 |
言語識別 | 共通語 |
音源の質 | 〇 周囲の声あり |
テープ番号 | - |
予備項目1 | - |