のみとしらみとなんきんむし(ほうげん)
蚤と虱と南京虫が漁に出かけた。虱が早く銛を持ってこいと南京虫に頼んだが、言うことを聞かなかったので、魚が逃げてしまった。それで、虱は履いていたわらじで南京虫を踏みつけた。そのため南京虫は平たくなった。それからまた、蚤は、虱に早く松明を持ってこいと頼んだが、虱がのろのろと歩いたため、魚を獲り逃がした。蚤は怒って持っていた松明で、虱の腹を焼いた。それで虱の腹は黒くなっている。南京虫と虱も怒って、それぞれ蚤の頭と尾を踏みつけた。それで蚤の背は弓型になっているそうだ。
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レコード番号 | 47O234585 |
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CD番号 | 47O23C239 |
決定題名 | 蚤と虱と南京虫(方言) |
話者がつけた題名 | - |
話者名 | 野里栄 |
話者名かな | のさとさかえ |
生年月日 | 19100601 |
性別 | 男 |
出身地 | 多良間村字塩川 |
記録日 | 19780808 |
記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
元テープ番号 | 多良間T25A13 |
元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
分類 | 11 |
発句(ほっく) | - |
伝承事情 | - |
文字化資料 | 多良間村の民話P2 |
キーワード | 蚤,虱,南京虫,漁,銛,魚,わらじ,松明,虱の腹は黒い,蚤の背は弓型 |
梗概(こうがい) | 蚤と虱と南京虫が漁に出かけた。虱が早く銛を持ってこいと南京虫に頼んだが、言うことを聞かなかったので、魚が逃げてしまった。それで、虱は履いていたわらじで南京虫を踏みつけた。そのため南京虫は平たくなった。それからまた、蚤は、虱に早く松明を持ってこいと頼んだが、虱がのろのろと歩いたため、魚を獲り逃がした。蚤は怒って持っていた松明で、虱の腹を焼いた。それで虱の腹は黒くなっている。南京虫と虱も怒って、それぞれ蚤の頭と尾を踏みつけた。それで蚤の背は弓型になっているそうだ。 |
全体の記録時間数 | 1:21 |
物語の時間数 | 1:21 |
言語識別 | 方言 |
音源の質 | ◎ |
テープ番号 | - |
予備項目1 | - |