
昔、ウィグスクカンドゥヌという人が多良間に鍛冶を持ってきた。鍛冶屋ができて、農機具が進歩することによって豊かになった。しかしながら、毎年、粟の収穫期になると山羊が粟を食い荒らすので、ある晩、畑の中で見張りをしていると、山羊の群れがやってきて粟を食い荒らした。追い払うと海の方へ逃げたので、追っていくとボラに姿を変え、海の中に入っていった。そのことをユタに聞いてみると、豊作であっても神様に感謝する気持ちがないから、海の沖合いの神の祟りによるものであると言い、収穫の初穂で神酒を作り、いろいろな供え物を作って神様に捧げると、ますます豊作になると言う。しかし、このように村をあげての行事になると金が掛かるので、反対する人々も出てきて、なかなか意見がまとまらない。それを何とかまとめようと、ある人が、節祝を行なわないことにしようと村中を触れ回った。するとその人は原因不明で死んでしまった。そのことも神の祟りと思って、それからは村中の人々が節祝に参加するようになり、現在まで続いている。
| レコード番号 | 47O234577 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C239 |
| 決定題名 | スツウプナカ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 野里栄 |
| 話者名かな | のさとさかえ |
| 生年月日 | 19100601 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 多良間村字塩川 |
| 記録日 | 19780808 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 多良間T25A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 多良間村の民話P181 |
| キーワード | ウィグスクカンドゥヌ,多良間,鍛冶屋,農機具,粟の収穫期,山羊,粟を食い荒らす,ボラ,海の中,ユタ,豊作,神様に感謝する気持ちがない,海の沖合いの神の祟り,収穫の初穂,神酒,供え物,神様に捧げる,行事,節祝,神の祟り |
| 梗概(こうがい) | 昔、ウィグスクカンドゥヌという人が多良間に鍛冶を持ってきた。鍛冶屋ができて、農機具が進歩することによって豊かになった。しかしながら、毎年、粟の収穫期になると山羊が粟を食い荒らすので、ある晩、畑の中で見張りをしていると、山羊の群れがやってきて粟を食い荒らした。追い払うと海の方へ逃げたので、追っていくとボラに姿を変え、海の中に入っていった。そのことをユタに聞いてみると、豊作であっても神様に感謝する気持ちがないから、海の沖合いの神の祟りによるものであると言い、収穫の初穂で神酒を作り、いろいろな供え物を作って神様に捧げると、ますます豊作になると言う。しかし、このように村をあげての行事になると金が掛かるので、反対する人々も出てきて、なかなか意見がまとまらない。それを何とかまとめようと、ある人が、節祝を行なわないことにしようと村中を触れ回った。するとその人は原因不明で死んでしまった。そのことも神の祟りと思って、それからは村中の人々が節祝に参加するようになり、現在まで続いている。 |
| 全体の記録時間数 | 3:12 |
| 物語の時間数 | 3:12 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |