
昔、人頭税があった時代に、与那国の指導者が税を横流ししたので、藩王が怒って仲宗根豊見親に与那国征伐を命じた。仲宗根豊見親は砂川村のオーガマ、クイガマという二人の姉妹を誘って出発した。与那国に着くと遭難した振りをしていたので、与那国の鬼虎は酒盛りをして迎え入れた。オーガマ、クイガマも踊る。全員が酔いつぶれたところでやっつけるが、仲宗根豊見親は鬼虎を恐れて、ヌタバル豊見親に殺させる。鬼虎を退治して何艘もの船で帰る途中、ヌタバル豊見親は、手下の中で自分が一番手柄を立てたので、何か謀り事があるのではないかと炭俵の下に隠れていた。ヌタバルが鬼虎をやっつけたとき、藩王の前にその刀が飛んできたので、藩王はヌタバルが手柄を立てたことを知っていた。竜巻に遭い他の船は全部沈んだが、ヌタバルと仲宗根豊見親の乗った船は助かった。そうして仲宗根豊見親は自分が手柄を立てたと話しているところへヌタバル豊見親がさっと出てきたので、手柄を自分のものには出来なかった。その後もヌタバル豊見親は仲宗根豊見親のもとで活躍した。また多良間のためにもよく頑張り、死んだ後までも氏神として祀られた。
| レコード番号 | 47O234362 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C226 |
| 決定題名 | 与那国の鬼退治(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 渡久山春令 |
| 話者名かな | とくやましゅんれい |
| 生年月日 | 19020104 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 多良間村字塩川 |
| 記録日 | 19780807 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 多良間T14A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 多良間村の民話P216 |
| キーワード | 人頭税,与那国の指導者,税を横流し,藩王,仲宗根豊見親,与那国征伐,砂川村,オーガマ,クイガマ,二人の姉妹を,遭難した振り,与那国の鬼虎,酒盛り,一番手柄,謀り事,炭俵,竜巻,船は全部沈んだ |
| 梗概(こうがい) | 昔、人頭税があった時代に、与那国の指導者が税を横流ししたので、藩王が怒って仲宗根豊見親に与那国征伐を命じた。仲宗根豊見親は砂川村のオーガマ、クイガマという二人の姉妹を誘って出発した。与那国に着くと遭難した振りをしていたので、与那国の鬼虎は酒盛りをして迎え入れた。オーガマ、クイガマも踊る。全員が酔いつぶれたところでやっつけるが、仲宗根豊見親は鬼虎を恐れて、ヌタバル豊見親に殺させる。鬼虎を退治して何艘もの船で帰る途中、ヌタバル豊見親は、手下の中で自分が一番手柄を立てたので、何か謀り事があるのではないかと炭俵の下に隠れていた。ヌタバルが鬼虎をやっつけたとき、藩王の前にその刀が飛んできたので、藩王はヌタバルが手柄を立てたことを知っていた。竜巻に遭い他の船は全部沈んだが、ヌタバルと仲宗根豊見親の乗った船は助かった。そうして仲宗根豊見親は自分が手柄を立てたと話しているところへヌタバル豊見親がさっと出てきたので、手柄を自分のものには出来なかった。その後もヌタバル豊見親は仲宗根豊見親のもとで活躍した。また多良間のためにもよく頑張り、死んだ後までも氏神として祀られた。 |
| 全体の記録時間数 | 5:41 |
| 物語の時間数 | 5:41 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |