
男と女の二人が津堅島に下りたら、人間は一人もいない。無人島で、水がなかった。二人とももうとっても水欲しがっていたら、そのうちに、鳩が水だらけになってバタバタやってからさあ、この二人のところに止まったって。その鳩の羽をなでてなめてみたら水だった。二人が、「この島には水がある。水のあるところを教えてくださったらいいのに。」と考えているときに、この鳩がゆっくりゆっくり飛んで行って、鳩に案内されて行ったら、泉の水がチョンチョンしていた。この泉のそばの井戸を掘ってみたら立派な水が出た。「ああ、助かった。水がある。鳩は神様である。」と言って、この井戸にはホートゥ井戸(がー)という名前をつけたって。水も出た。またそのうちに、どうしても二人の間に子供ができないと、この島は持ち上げられない。二人とも死んだらもとどおりの無人島になるわけさ。でも、二人の間に女の子や男の子もできたら、津堅という島を持ち上げることができるって。二人はホートゥ井戸にいっしょうけんめいお願いした。「私たちには子宝がまだですから、子供を授けて下さい。」ってお願いしたら、二人の間に男の子供ができて、津堅の島は始まったって。だから、子宝がない人は、この井戸を拝みに行くさ。とお、これが津堅の由来。
| レコード番号 | 47O412004 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C076 |
| 決定題名 | ホートゥ井戸由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安谷屋ミツ |
| 話者名かな | あだにやみつ |
| 生年月日 | 19131219 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 与那城村平安座 |
| 記録日 | 19870801 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T18A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P331 |
| キーワード | 男と女,津堅島,無人島,水,鳩,井戸,神様,ホートゥ井戸,子供,子宝 |
| 梗概(こうがい) | 男と女の二人が津堅島に下りたら、人間は一人もいない。無人島で、水がなかった。二人とももうとっても水欲しがっていたら、そのうちに、鳩が水だらけになってバタバタやってからさあ、この二人のところに止まったって。その鳩の羽をなでてなめてみたら水だった。二人が、「この島には水がある。水のあるところを教えてくださったらいいのに。」と考えているときに、この鳩がゆっくりゆっくり飛んで行って、鳩に案内されて行ったら、泉の水がチョンチョンしていた。この泉のそばの井戸を掘ってみたら立派な水が出た。「ああ、助かった。水がある。鳩は神様である。」と言って、この井戸にはホートゥ井戸(がー)という名前をつけたって。水も出た。またそのうちに、どうしても二人の間に子供ができないと、この島は持ち上げられない。二人とも死んだらもとどおりの無人島になるわけさ。でも、二人の間に女の子や男の子もできたら、津堅という島を持ち上げることができるって。二人はホートゥ井戸にいっしょうけんめいお願いした。「私たちには子宝がまだですから、子供を授けて下さい。」ってお願いしたら、二人の間に男の子供ができて、津堅の島は始まったって。だから、子宝がない人は、この井戸を拝みに行くさ。とお、これが津堅の由来。 |
| 全体の記録時間数 | 3:24 |
| 物語の時間数 | 3:19 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |