墓の中の歌問答(共通語)

概要

昔はこんな話もあったらしいんですよ。ずっと昔の祖先の話であるから私たちは分からないわけさ。昔は他村(たしま)に嫁にゆくことは許されず、恋愛も自由にできなかった。二人は恋人同志であったが、親が許さなくて、悩み苦しんで女は亡くなったわけさ。男は、三味線が大変上手だったので亡くなった女をクヮンチ(棺桶)に入れて、クヮンチの上で三味線を弾いた。三味線弾きながらこんな歌をしたって。「かやばうしぬきてぃ 忍(しぬ)り来(ちゃ)さ私(わみ)や(茂みを押しわけて私は忍んできたよ)。」と歌ったら、クヮンチの中から、「生(い)ちみ語(かた)りたる話聞(はなしち)かし(生きていたころの話を聞かせて下さい)。」という女の歌が返ってきた。男は、「いちみ語(かた)りたる思(うむ)いあてぃからや(生きていたころを語りたいという思いがあるなら)しるじゃんにうちてぃ朽(く)ちが〔なんでこんなに朽ち果ててしまったのか)。」と返したって。

再生時間:3:13

民話詳細DATA

レコード番号 47O411813
CD番号 47O37C069
決定題名 墓の中の歌問答(共通語)
話者がつけた題名
話者名 金武トヨ
話者名かな きんとよ
生年月日 19170227
性別
出身地 与那城村桃原
記録日 19870731
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T11A15
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 よなぐすくの民話P247
キーワード 恋人,亡くなった,三味線,
梗概(こうがい) 昔はこんな話もあったらしいんですよ。ずっと昔の祖先の話であるから私たちは分からないわけさ。昔は他村(たしま)に嫁にゆくことは許されず、恋愛も自由にできなかった。二人は恋人同志であったが、親が許さなくて、悩み苦しんで女は亡くなったわけさ。男は、三味線が大変上手だったので亡くなった女をクヮンチ(棺桶)に入れて、クヮンチの上で三味線を弾いた。三味線弾きながらこんな歌をしたって。「かやばうしぬきてぃ 忍(しぬ)り来(ちゃ)さ私(わみ)や(茂みを押しわけて私は忍んできたよ)。」と歌ったら、クヮンチの中から、「生(い)ちみ語(かた)りたる話聞(はなしち)かし(生きていたころの話を聞かせて下さい)。」という女の歌が返ってきた。男は、「いちみ語(かた)りたる思(うむ)いあてぃからや(生きていたころを語りたいという思いがあるなら)しるじゃんにうちてぃ朽(く)ちが〔なんでこんなに朽ち果ててしまったのか)。」と返したって。
全体の記録時間数 3:13
物語の時間数 3:13
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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