
尚寧王時代のある夏の日、超来親方が農村遵守を終え、雨宿りをしようと、墓の前で「サリー」ということわりの言葉をかけた。すると墓の中から、「ターヤミシェーガ」という言葉が返ってきた。越来親方が不思議がっていると、「私が生きていた頃、ある人から借金をして、貴方は私から幾ら幾らの借金をしたね。私も困っているから早く返してくれということになっていた」という。「私も早く返したいと思っていたが、なかなか都合がつかず悪いことをした。明日は何年忌に当たるから、息子が打ち髪を供えると思うので、それでお返しします、明日までお待ち下さい」と言うのである。越来親方は、その声の主の家を捜し当て尋ねて見ると、息子は金がなくて親の年忌をすることができないので、延ばそうと勝投げているところだった。それで越来親方は自分の財布からその家の息子にお金を渡し、事情を説明してちゃんと年忌を行うように言った。男は打ち紙を供えてもらうと息子に、「お陰で借金払いも済ますことが出来たので、越来親方の所まで行って、お前からお礼をしてくれ」と声をかけたという。
| レコード番号 | 47O411552 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C057 |
| 決定題名 | サリー墓の幽霊(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 平安座蒲安 |
| 話者名かな | へんざかまやす |
| 生年月日 | 19100702 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村屋慶名 |
| 記録日 | 19870301 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T29B11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 尚寧王時代,夏の日,超来親方,農村遵守,雨宿り,墓,借金,息子,打ち紙 |
| 梗概(こうがい) | 尚寧王時代のある夏の日、超来親方が農村遵守を終え、雨宿りをしようと、墓の前で「サリー」ということわりの言葉をかけた。すると墓の中から、「ターヤミシェーガ」という言葉が返ってきた。越来親方が不思議がっていると、「私が生きていた頃、ある人から借金をして、貴方は私から幾ら幾らの借金をしたね。私も困っているから早く返してくれということになっていた」という。「私も早く返したいと思っていたが、なかなか都合がつかず悪いことをした。明日は何年忌に当たるから、息子が打ち髪を供えると思うので、それでお返しします、明日までお待ち下さい」と言うのである。越来親方は、その声の主の家を捜し当て尋ねて見ると、息子は金がなくて親の年忌をすることができないので、延ばそうと勝投げているところだった。それで越来親方は自分の財布からその家の息子にお金を渡し、事情を説明してちゃんと年忌を行うように言った。男は打ち紙を供えてもらうと息子に、「お陰で借金払いも済ますことが出来たので、越来親方の所まで行って、お前からお礼をしてくれ」と声をかけたという。 |
| 全体の記録時間数 | 3:57 |
| 物語の時間数 | 3:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |