福緑寿の始まり(共通語)

概要

福禄寿(ふくろくじゅ)はどうして始まったかということです。昔は現金百万ためた場合には、その人は百万ウユエーというお祝いをやらなければいかなかったようですよ。ある金持ちが、百万たまったのでお祝いをすることになった。そこは屋敷の周りも、金銀で囲ったというほどの金持ちでね。お祝いの日には、辻(つじ)、仲島(なかじま)方面の遊女の芝居も招いて、大々的なお祝いであったそうですよ。そこで、主人は家のまん中で、外を見ながらすわっておられた。その内に女郎芝居も始まって、部落の子供達も大勢集まった。そのとき、主人は、金銀の囲いの上に子供達が登(のぼ)り、見物しているのを見て、考えたそうです。「お金がいくらあっても子供達は踏みつぶしてしまうんだから、お金より子供が上だなあ。」と。あちこち囲いには部落の子供が登って見ておるので、「いくら金持ちになろうとも、人間はそういうことが整って初めて幸福なんだなぁ。」ということが頭に浮かんだんでしょう。だから、そのときに次の三つのこと、福、禄、寿ということが頭に浮かんで、この三つがそろわなければ幸福とはいえないという言葉を考えたんだな。まず一番に、福とは本当の人間の幸せのことをいいます。禄は縁として、子孫(くゎんまが)の栄えを意味して、寿は長命をすることにあげて考えられて、ここから福禄寿という言葉が始まったということであります。

再生時間:5:00

民話詳細DATA

レコード番号 47O411549
CD番号 47O37C057
決定題名 福緑寿の始まり(共通語)
話者がつけた題名
話者名 平安座蒲安
話者名かな へんざかまやす
生年月日 19100702
性別
出身地 与那城村屋慶名
記録日 19870301
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T29B08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 よなぐすくの民話P410
キーワード ,福禄寿,百万ウユエー,金持ち,遊女,子供達,禄は縁,子孫,寿は長命
梗概(こうがい) 福禄寿(ふくろくじゅ)はどうして始まったかということです。昔は現金百万ためた場合には、その人は百万ウユエーというお祝いをやらなければいかなかったようですよ。ある金持ちが、百万たまったのでお祝いをすることになった。そこは屋敷の周りも、金銀で囲ったというほどの金持ちでね。お祝いの日には、辻(つじ)、仲島(なかじま)方面の遊女の芝居も招いて、大々的なお祝いであったそうですよ。そこで、主人は家のまん中で、外を見ながらすわっておられた。その内に女郎芝居も始まって、部落の子供達も大勢集まった。そのとき、主人は、金銀の囲いの上に子供達が登(のぼ)り、見物しているのを見て、考えたそうです。「お金がいくらあっても子供達は踏みつぶしてしまうんだから、お金より子供が上だなあ。」と。あちこち囲いには部落の子供が登って見ておるので、「いくら金持ちになろうとも、人間はそういうことが整って初めて幸福なんだなぁ。」ということが頭に浮かんだんでしょう。だから、そのときに次の三つのこと、福、禄、寿ということが頭に浮かんで、この三つがそろわなければ幸福とはいえないという言葉を考えたんだな。まず一番に、福とは本当の人間の幸せのことをいいます。禄は縁として、子孫(くゎんまが)の栄えを意味して、寿は長命をすることにあげて考えられて、ここから福禄寿という言葉が始まったということであります。
全体の記録時間数 5:00
物語の時間数 5:00
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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