木田大時(共通語)

概要

カネグスク村に木田大時という人がいたが、その人の占いは100パーセント当たるという程の占いの名人がいた。ある時、王様の娘が重病になり、医者にかかっても治らなかった。そこで王様は噂に聞く木田大時を呼び寄せて、城内で占いをさせた。大時は、世間の妬みが入っており、城内に拝所を作って御願をしなければ、その娘は救えないといった。王様はすぐさま御願を作らせた。拝みを入れた所、娘は元気になった。王様は「木田はたいした奴だ、是非城内におきたい」と考えた。木田を城内におくと、王様の心はキタ二ばかりにいってしまうのではないかと考えた城女達は自分等が除外されることを恐れ、一つの企てを図った。その企てというのは、木箱にネズミを入れて、何匹入っているかを占わすものであった。数が合わない場合には、首を切るという約束であった。さっそく木田二占いをさせたら「間違いなく五匹だ」と答えた。箱を開けたら中から一匹の鼠が飛び出した。一匹しか入ってないのに五匹は言っているという間違った占いをするということで、木田は死刑台に連れて行かれることになった。木田が死刑台へと立ってから、王様は「これまでの木田の占いに狂いはなかったが」と不思議に思い、再び箱を開けてみた。するとそこには四匹の子ネズミが入っていた。王様は慌てて、死刑を止めるように使いをやったが、既に首は落とされた後だった。王様は後悔して、後に祟りが出ないよう、玉御殿に木田の亡骸を葬った。本来、玉御殿の右側には王様、左側にはその妻子の遺体を納めたが、それらの真中に王様の棺箱がある。それが木田の棺箱であろうといわれている。

再生時間:6:54

民話詳細DATA

レコード番号 47O411537
CD番号 47O37C056
決定題名 木田大時(共通語)
話者がつけた題名
話者名 平安座蒲安
話者名かな へんざかまやす
生年月日 19100702
性別
出身地 与那城村屋慶名
記録日 19870301
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T29A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード カネグスク村,木田大時,占い,王様の娘が重病,拝所,木箱にネズミ,死刑,玉御殿
梗概(こうがい) カネグスク村に木田大時という人がいたが、その人の占いは100パーセント当たるという程の占いの名人がいた。ある時、王様の娘が重病になり、医者にかかっても治らなかった。そこで王様は噂に聞く木田大時を呼び寄せて、城内で占いをさせた。大時は、世間の妬みが入っており、城内に拝所を作って御願をしなければ、その娘は救えないといった。王様はすぐさま御願を作らせた。拝みを入れた所、娘は元気になった。王様は「木田はたいした奴だ、是非城内におきたい」と考えた。木田を城内におくと、王様の心はキタ二ばかりにいってしまうのではないかと考えた城女達は自分等が除外されることを恐れ、一つの企てを図った。その企てというのは、木箱にネズミを入れて、何匹入っているかを占わすものであった。数が合わない場合には、首を切るという約束であった。さっそく木田二占いをさせたら「間違いなく五匹だ」と答えた。箱を開けたら中から一匹の鼠が飛び出した。一匹しか入ってないのに五匹は言っているという間違った占いをするということで、木田は死刑台に連れて行かれることになった。木田が死刑台へと立ってから、王様は「これまでの木田の占いに狂いはなかったが」と不思議に思い、再び箱を開けてみた。するとそこには四匹の子ネズミが入っていた。王様は慌てて、死刑を止めるように使いをやったが、既に首は落とされた後だった。王様は後悔して、後に祟りが出ないよう、玉御殿に木田の亡骸を葬った。本来、玉御殿の右側には王様、左側にはその妻子の遺体を納めたが、それらの真中に王様の棺箱がある。それが木田の棺箱であろうといわれている。
全体の記録時間数 6:54
物語の時間数 6:54
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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