
ちょうど沖縄が薩摩(さつま)の国に取られたときに、ある沖縄の女が薩摩の人と密通して、妊娠して男の子を産んだ。そしたら、沖縄では、「これは薩摩の子だから沖縄に置いていて、大きくなって手向かいするようなことがあったら大変だ。」と言って、この子を東の海に投げたって。その後、この母親は苦労してね。「与那原与原(よなばるゆーばる)の子が生まれたら、私を拝んでくれ。」という遺言を残して死んだって。運玉森(うんたまむい)の下の方に三津武嶽(ミチンダキ)と言って、この人の墓があるよ。それで、今でも子供が生まれたら重箱を作って三津武嶽(ミチンダキ)に拝みに行くわけさ。それから、与那原与原の海には、犬や猫も食えないぐらいスルルー〔キビナゴ〕が沢山寄ってきたって。ちょうどこれは、海に投げられた子がスルルーになってきているということだった。そんなことを年寄りたちが話しておられたよ。
| レコード番号 | 47O411506 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C054 |
| 決定題名 | ミチンダキ(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮城マカト |
| 話者名かな | みやごまかと |
| 生年月日 | 19000817 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 与那城村与那城 |
| 記録日 | 19870301 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T26A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 年寄りから聞いた。 |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P388 |
| キーワード | 沖縄,薩摩,沖縄の女,密通,妊娠,男の子,与那原与原の海,スルルー |
| 梗概(こうがい) | ちょうど沖縄が薩摩(さつま)の国に取られたときに、ある沖縄の女が薩摩の人と密通して、妊娠して男の子を産んだ。そしたら、沖縄では、「これは薩摩の子だから沖縄に置いていて、大きくなって手向かいするようなことがあったら大変だ。」と言って、この子を東の海に投げたって。その後、この母親は苦労してね。「与那原与原(よなばるゆーばる)の子が生まれたら、私を拝んでくれ。」という遺言を残して死んだって。運玉森(うんたまむい)の下の方に三津武嶽(ミチンダキ)と言って、この人の墓があるよ。それで、今でも子供が生まれたら重箱を作って三津武嶽(ミチンダキ)に拝みに行くわけさ。それから、与那原与原の海には、犬や猫も食えないぐらいスルルー〔キビナゴ〕が沢山寄ってきたって。ちょうどこれは、海に投げられた子がスルルーになってきているということだった。そんなことを年寄りたちが話しておられたよ。 |
| 全体の記録時間数 | 4:08 |
| 物語の時間数 | 3:27 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |