
川田で月の出るたんびに家が焼けたときがあったそうだ。ある人が、きれいな女に出会ったので、「なんで、あんたはどこにか。」と聞いたら、「伊波に行ってきます。」と言ったって。そうしたら伊波では、この女が行くと同時に火事になった。女に出会った人は、「今、この女に会って、『どこにか』と聞いたら、『伊波に行ってきます』と言ってたから、とー、この女が火玉だな。」と言って、このときから火玉と分かったって。だから、火玉は女だという話があったから、「女は釜(かま)の前で愚痴(ぐち)は言うなよ。女が釜の前で愚痴を言うと火玉になるから。」といわれた。また、昔は釜の後ろに灰があったから、「芋をむいて食べて、釜の後ろに芋の皮を投げたら、これから火玉になるから、芋の皮は投げるなよ。」って、私たちが子供のころは、それを言い聞かされましたよ。それで、女は火玉だよということで、火事が出たら、「ホーハイ、ホーハイ。」するでしょう。どこでも火の出るたんびに「ホーハイ、ホーハイ。」って叫びよった。火玉は女だから「ホーハイ、ホーハイ。」したら恥ずかしくて逃げるといってね。
| レコード番号 | 47O411454 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C050 |
| 決定題名 | 火玉の話と女(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 兼城ツル |
| 話者名かな | かねしろつる |
| 生年月日 | 18900505 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 与那城村照間 |
| 記録日 | 19870228 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T23A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 80 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P369 |
| キーワード | ,川田,月,家が焼けた,きれいな女,伊波,火事,火玉,ホーハイ |
| 梗概(こうがい) | 川田で月の出るたんびに家が焼けたときがあったそうだ。ある人が、きれいな女に出会ったので、「なんで、あんたはどこにか。」と聞いたら、「伊波に行ってきます。」と言ったって。そうしたら伊波では、この女が行くと同時に火事になった。女に出会った人は、「今、この女に会って、『どこにか』と聞いたら、『伊波に行ってきます』と言ってたから、とー、この女が火玉だな。」と言って、このときから火玉と分かったって。だから、火玉は女だという話があったから、「女は釜(かま)の前で愚痴(ぐち)は言うなよ。女が釜の前で愚痴を言うと火玉になるから。」といわれた。また、昔は釜の後ろに灰があったから、「芋をむいて食べて、釜の後ろに芋の皮を投げたら、これから火玉になるから、芋の皮は投げるなよ。」って、私たちが子供のころは、それを言い聞かされましたよ。それで、女は火玉だよということで、火事が出たら、「ホーハイ、ホーハイ。」するでしょう。どこでも火の出るたんびに「ホーハイ、ホーハイ。」って叫びよった。火玉は女だから「ホーハイ、ホーハイ。」したら恥ずかしくて逃げるといってね。 |
| 全体の記録時間数 | 5:00 |
| 物語の時間数 | 4:52 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |