
屋慶名港の向こうに、アガリヒヌカンという宮があるよ。ぼくらが青年時代には、海に行くときも藪地 (やぶち)に行くときにも、船から行くときには帽子を脱いで、アガリヒヌカンにお辞儀をしてから行きよったんだよ。今はもう何もしないけれどもね。これは部落の神様よ。僕のお父さんとお祖父(じい)さんの時代にね、そこの下ではまた、綱を入れて、ハマガシというのをやりよっ スそうだがね。その場合にもよ、神様は見えないが、三尺ぐらいの提灯にローソクをつけて燈(あかり)にして、これで、向こうの氏神から藪地の森に登ってね、こんなユーラユーラして、アガリヒヌカンに行くのがほんとうに見えよったそうだよ。それで、「今晩は神様が通るから、危ないから」と綱も静かに入れて、家に帰ったということが何回もある。昔は、神様というのがほんとうにいたそうだ。
| レコード番号 | 47O411357 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C047 |
| 決定題名 | アガリヒヌカン(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 森根治昌 |
| 話者名かな | もりねじしょう |
| 生年月日 | 19100910 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村屋慶名 |
| 記録日 | 19861214 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T20A07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P312 |
| キーワード | 屋慶名港,アガリヒヌカン,部落の神様 |
| 梗概(こうがい) | 屋慶名港の向こうに、アガリヒヌカンという宮があるよ。ぼくらが青年時代には、海に行くときも藪地 (やぶち)に行くときにも、船から行くときには帽子を脱いで、アガリヒヌカンにお辞儀をしてから行きよったんだよ。今はもう何もしないけれどもね。これは部落の神様よ。僕のお父さんとお祖父(じい)さんの時代にね、そこの下ではまた、綱を入れて、ハマガシというのをやりよっ スそうだがね。その場合にもよ、神様は見えないが、三尺ぐらいの提灯にローソクをつけて燈(あかり)にして、これで、向こうの氏神から藪地の森に登ってね、こんなユーラユーラして、アガリヒヌカンに行くのがほんとうに見えよったそうだよ。それで、「今晩は神様が通るから、危ないから」と綱も静かに入れて、家に帰ったということが何回もある。昔は、神様というのがほんとうにいたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:50 |
| 物語の時間数 | 1:45 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |