
モーイ親方よ、この人は小さいころからね、ちょうど昔の大きい葉っぱがあるが、これに字を書いてよ、人には見せなかったって。それで、学校に通っているけど、昔は道ってなかったさあね。田圃の畦(あぶし)から歩いて学校に行きよったってよ。そうしたらこのアタビー(蛙)がね、もうモーイが行くときも帰るときも、通るたんびにまとわりついてね、ガークガークして鳴いたので、よく見たら、アタビーの頭の上に玉が乗っていた。モーイは学校に言って先生に言ったらしい。「玉を乗せたアタビーがね、行くときも帰るときも、私が歩くたんびにあんなして鳴いて、私にまとわりつくんですよ。」先生は、「ああ、そうか。それだったらね、モーイ、このアタビーを取ってきなさい。」「うん。」ってなったらしい。翌朝、またモーイが学校に行くとき、このアタビーが邪魔するらしい。だから、モーイは先生から言われたとおり、アタビーを取ったわけさ。取ってから、このアタビーを学校に持って行くときに、ちょうど溝があったって。溝からハイトコサーって越えたとき、アタビーがモーイの口に入ったって。それで学校に行ってね、「先生、私はアタビーを持っていたけどね、このアタビーが私の口に入ってしまったよ、先生。」と言ったら、「それだったらモーイよ、お前は私より頭がいいから学校に来なくていい。」と言われたって。ヌブシの玉を頭に乗せているアタビーだったからさ。昔はそんなアタビーがいたらしいよ。そんな話さ。
| レコード番号 | 47O411120 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C037 |
| 決定題名 | モーイ親方 勉強 ヌブシの玉(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮城マカト |
| 話者名かな | みやぎまかと |
| 生年月日 | 19000817 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 与那城村照間 |
| 記録日 | 19861123 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T11A16 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P139 |
| キーワード | モーイ親方,学校,アタビー,ヌブシの玉 |
| 梗概(こうがい) | モーイ親方よ、この人は小さいころからね、ちょうど昔の大きい葉っぱがあるが、これに字を書いてよ、人には見せなかったって。それで、学校に通っているけど、昔は道ってなかったさあね。田圃の畦(あぶし)から歩いて学校に行きよったってよ。そうしたらこのアタビー(蛙)がね、もうモーイが行くときも帰るときも、通るたんびにまとわりついてね、ガークガークして鳴いたので、よく見たら、アタビーの頭の上に玉が乗っていた。モーイは学校に言って先生に言ったらしい。「玉を乗せたアタビーがね、行くときも帰るときも、私が歩くたんびにあんなして鳴いて、私にまとわりつくんですよ。」先生は、「ああ、そうか。それだったらね、モーイ、このアタビーを取ってきなさい。」「うん。」ってなったらしい。翌朝、またモーイが学校に行くとき、このアタビーが邪魔するらしい。だから、モーイは先生から言われたとおり、アタビーを取ったわけさ。取ってから、このアタビーを学校に持って行くときに、ちょうど溝があったって。溝からハイトコサーって越えたとき、アタビーがモーイの口に入ったって。それで学校に行ってね、「先生、私はアタビーを持っていたけどね、このアタビーが私の口に入ってしまったよ、先生。」と言ったら、「それだったらモーイよ、お前は私より頭がいいから学校に来なくていい。」と言われたって。ヌブシの玉を頭に乗せているアタビーだったからさ。昔はそんなアタビーがいたらしいよ。そんな話さ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:22 |
| 物語の時間数 | 2:16 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |