
昔々、ブー王という王様がいたそうです。その王様の后は狐が女に化けていたって。后に化けた狐は、王様といっしょに散歩に出たときに人を殺して、その晩にその人の血を吸っていた。それからこのことが世間に知れて部下の者にも伝わり、「王様の后は必ず殺さねばならない、生かしてはおけない。」と相談してね。そうしてブー王の后は殺されることになったって。そのとき、「私は狐が化けて王様の后になったので、死んでも人の血は吸うからね。」という遺言を残したそうですよ。そうしたら、その后の血が小川に流れて、ボウフラになって、蚊になったそうです。今でも、蚊は、后の遺言どおり人の血を吸っているわけです。そして、人の血を吸って、ブーして蚊が鳴くのは、ブー王に恨みがあるということだそうです。
| レコード番号 | 47O410902 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C029 |
| 決定題名 | 蚊の由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 兼城太勇 |
| 話者名かな | かねしろたいゆう |
| 生年月日 | 19120415 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村照間 |
| 記録日 | 19861125 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T04B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P61 |
| キーワード | ブー王,后,狐,女,人の血,遺言,蚊 |
| 梗概(こうがい) | 昔々、ブー王という王様がいたそうです。その王様の后は狐が女に化けていたって。后に化けた狐は、王様といっしょに散歩に出たときに人を殺して、その晩にその人の血を吸っていた。それからこのことが世間に知れて部下の者にも伝わり、「王様の后は必ず殺さねばならない、生かしてはおけない。」と相談してね。そうしてブー王の后は殺されることになったって。そのとき、「私は狐が化けて王様の后になったので、死んでも人の血は吸うからね。」という遺言を残したそうですよ。そうしたら、その后の血が小川に流れて、ボウフラになって、蚊になったそうです。今でも、蚊は、后の遺言どおり人の血を吸っているわけです。そして、人の血を吸って、ブーして蚊が鳴くのは、ブー王に恨みがあるということだそうです。 |
| 全体の記録時間数 | 3:47 |
| 物語の時間数 | 2:43 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |