
母と息子がいた。息子は山で木を切る仕事をしていたが、家から遠いので弁当を持って行くことになった。ところが昼時になってみると、弁当がなくなっている。翌日もなくなっているので、三日目には弁当を二つ持って行った。それでも二つともなくなるので、その翌日は弁当を持たずに仕事に行った。すると翁が現れて、「あなたの弁当を食べたのは私だ。しかし、それを怒りもせず、他言もしなかった。今度はナナキジャイ(天)に招待しよう。南の方角に歩き続け、日が暮れた所で宿を取り、人の頼み事は何でも引き受けなさい」と言った。息子は翁の言葉通り出かけ、九年母の実がならない理由、金持ちの娘が物を言わなくなった理由、そして天から川に落ちて昇天できなくなってしまった理由、あるいは解決する方法をナナキジャイで聞いて来るように頼まれる。ナナキジャイで翁にあった息子は竜が昇天するためには竜が持っているヌブシの玉を二つのうち一つを息子がもらうこと、娘の口がきけるようになるには娘の結婚相手が現れる時、九年母の実がならないのは根元に黄金のカメが埋まっているので、それを掘り出して息子と半分ずつ分けることだと教えられる。息子はヌブシの玉を持ち、金持ちの家でナナキジャイで聞いた通りに話、出ようとするとむ娘が呼びとめたので、娘と結婚することになり、九年母の木の下の黄金も手に入り、母親も一緒に幸福に暮した。
| レコード番号 | 47O410738 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C023 |
| 決定題名 | 山神と童子(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新里浜安 |
| 話者名かな | しんざとはまやす |
| 生年月日 | 18890412 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 勝連村浜比嘉島浜 |
| 記録日 | 19750602 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T23B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 母と息子,山,木を切る仕事,弁当,翁,ナナキジャイ,頼み事,九年母の実,金持ちの娘,物を言わない,天,川,昇天,竜が昇天,ヌブシの玉,結婚相手,根元に黄金のカメ,娘と結婚 |
| 梗概(こうがい) | 母と息子がいた。息子は山で木を切る仕事をしていたが、家から遠いので弁当を持って行くことになった。ところが昼時になってみると、弁当がなくなっている。翌日もなくなっているので、三日目には弁当を二つ持って行った。それでも二つともなくなるので、その翌日は弁当を持たずに仕事に行った。すると翁が現れて、「あなたの弁当を食べたのは私だ。しかし、それを怒りもせず、他言もしなかった。今度はナナキジャイ(天)に招待しよう。南の方角に歩き続け、日が暮れた所で宿を取り、人の頼み事は何でも引き受けなさい」と言った。息子は翁の言葉通り出かけ、九年母の実がならない理由、金持ちの娘が物を言わなくなった理由、そして天から川に落ちて昇天できなくなってしまった理由、あるいは解決する方法をナナキジャイで聞いて来るように頼まれる。ナナキジャイで翁にあった息子は竜が昇天するためには竜が持っているヌブシの玉を二つのうち一つを息子がもらうこと、娘の口がきけるようになるには娘の結婚相手が現れる時、九年母の実がならないのは根元に黄金のカメが埋まっているので、それを掘り出して息子と半分ずつ分けることだと教えられる。息子はヌブシの玉を持ち、金持ちの家でナナキジャイで聞いた通りに話、出ようとするとむ娘が呼びとめたので、娘と結婚することになり、九年母の木の下の黄金も手に入り、母親も一緒に幸福に暮した。 |
| 全体の記録時間数 | 19:22 |
| 物語の時間数 | 19:00 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |