
五つで親に捨てられた子供が、七つになったから、「私の母親はどんな顔だったかねえ」と思いだしてね。思いだして島々国々まわっても、自分の親に似ている人はいない。そのときに、仲順(ちゅんじゅん)ウスメーが前から歩いていらっしゃったって。「仲順ウスメー、お待ちになって下さい。」「どうして、子供のお前が私に待てというのか。」「私は五つの歳に親に捨てられて、七つになったから親を思いだして、島々国々まわっても、私の親に似ている人はおりません。」と言ったら、仲順ウスメーが、「お前の親に会いたいと思ったら、七月の中ごろに会えるよ。」と。そして、その七月に親に会ったわけよ。墓で会ったらね、母親は、「何(ぬー)がよ、かなしぃ小(ぐわわ ー)どうしてここに来たのか。」「何(ぬ)がや、かなしアンマー、アンマーに会うために来たんだよ」「これから私は、生き帰る道はないから、七月の中ごろになってハベル(ちょうちょ)はアンマーと思えよ、うみん子(ぐわ )」と。私達が一八、九の頃は七月エイサーの歌は、親の遺言と継親念仏っていって、この二つしよったよ。今度は継親念仏をやって、翌年は親の遺言の歌っていって、交替交替やってたが。
| レコード番号 | 47O410703 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C021 |
| 決定題名 | 継子と仲順ウスメー(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 根保加那七 |
| 話者名かな | ねほかなひち |
| 生年月日 | 18840624 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村宮城 |
| 記録日 | 19740922 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T22A22 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P117 |
| キーワード | 五つ,親に捨てられた,子供,七つ,母親,仲順ウスメー,七月の中ごろ,墓,ハベル,七月エイサー,継親念仏 |
| 梗概(こうがい) | 五つで親に捨てられた子供が、七つになったから、「私の母親はどんな顔だったかねえ」と思いだしてね。思いだして島々国々まわっても、自分の親に似ている人はいない。そのときに、仲順(ちゅんじゅん)ウスメーが前から歩いていらっしゃったって。「仲順ウスメー、お待ちになって下さい。」「どうして、子供のお前が私に待てというのか。」「私は五つの歳に親に捨てられて、七つになったから親を思いだして、島々国々まわっても、私の親に似ている人はおりません。」と言ったら、仲順ウスメーが、「お前の親に会いたいと思ったら、七月の中ごろに会えるよ。」と。そして、その七月に親に会ったわけよ。墓で会ったらね、母親は、「何(ぬー)がよ、かなしぃ小(ぐわわ ー)どうしてここに来たのか。」「何(ぬ)がや、かなしアンマー、アンマーに会うために来たんだよ」「これから私は、生き帰る道はないから、七月の中ごろになってハベル(ちょうちょ)はアンマーと思えよ、うみん子(ぐわ )」と。私達が一八、九の頃は七月エイサーの歌は、親の遺言と継親念仏っていって、この二つしよったよ。今度は継親念仏をやって、翌年は親の遺言の歌っていって、交替交替やってたが。 |
| 全体の記録時間数 | 3:17 |
| 物語の時間数 | 3:08 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |