雀の親孝行(シマグチ)

概要

昔の伝え話に、ユムドゥイ(雀)とガンジュイ小(川蝉)は兄弟であったらしい。二人の親加那志(うやがなしー)が病気になって、もうこの世を去ろうとするときに、ユムドゥイは、豆腐ができあがろうとしているのに親の看病をするといって、豆腐を作っている鍋の火もすぐに消してね。破れ着物のまま行って親の看病をしたそうだ。また、ガンジュイという鳥は、親がやがてこの世を去ろうというときに、「私は家に帰って、立派な着物を着てから親の見舞いに行こう。」と言って、家に行っている間に親は亡くなったからね。亡くなるいっとき先に、ユムドゥイには、「お前は立派な親孝行者だから米、粟、トーヌチンの雑穀類を食べて一生立派な生活しなさいよぉ。」また、ガンジュイには、「これは親不孝者だから、いつまでも、どんなに寒いとき、雪の降るとき霜の下りるとき、風の吹くときも、寒い思いをして思いしなさい。お前は苦労して一生暮らしなさい。」という親の遺言があったそうだ。そのたとえ話のように、ユムドゥイは、たくさん雑穀類を食べて、今でも子や孫、ずっと世があるまで雑穀類を食べていい生活をしているって。またガンジュイは、今でも田の中とか、冬の寒いときも暑いときもこんな苦労ばかりして生活しているって。私の親(うや)フアージから、「立派に親孝行したら、ユムドゥイのようにとてもおいしいものを食べていい生活をするが、親不孝だと、あのカンジュイのように寒いところで苦労して生活するから、立派に親孝行をしていい生活をして、お前達はユムドゥイのように親孝行しなさいよぉ。」という遺言がありました。 

再生時間:3:15

民話詳細DATA

レコード番号 47O410672
CD番号 47O41C019
決定題名 雀の親孝行(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 根保利之助
話者名かな ねほとしのすけ
生年月日 18840717
性別
出身地 与那城村宮城
記録日 19720807
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T20A11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 11
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード ユムドゥイ,ガンジュイ小,親が病気,豆腐,親の看病を,立派な着物,親孝行者,雑穀類,親不孝者,寒い思い,遺言
梗概(こうがい) 昔の伝え話に、ユムドゥイ(雀)とガンジュイ小(川蝉)は兄弟であったらしい。二人の親加那志(うやがなしー)が病気になって、もうこの世を去ろうとするときに、ユムドゥイは、豆腐ができあがろうとしているのに親の看病をするといって、豆腐を作っている鍋の火もすぐに消してね。破れ着物のまま行って親の看病をしたそうだ。また、ガンジュイという鳥は、親がやがてこの世を去ろうというときに、「私は家に帰って、立派な着物を着てから親の見舞いに行こう。」と言って、家に行っている間に親は亡くなったからね。亡くなるいっとき先に、ユムドゥイには、「お前は立派な親孝行者だから米、粟、トーヌチンの雑穀類を食べて一生立派な生活しなさいよぉ。」また、ガンジュイには、「これは親不孝者だから、いつまでも、どんなに寒いとき、雪の降るとき霜の下りるとき、風の吹くときも、寒い思いをして思いしなさい。お前は苦労して一生暮らしなさい。」という親の遺言があったそうだ。そのたとえ話のように、ユムドゥイは、たくさん雑穀類を食べて、今でも子や孫、ずっと世があるまで雑穀類を食べていい生活をしているって。またガンジュイは、今でも田の中とか、冬の寒いときも暑いときもこんな苦労ばかりして生活しているって。私の親(うや)フアージから、「立派に親孝行したら、ユムドゥイのようにとてもおいしいものを食べていい生活をするが、親不孝だと、あのカンジュイのように寒いところで苦労して生活するから、立派に親孝行をしていい生活をして、お前達はユムドゥイのように親孝行しなさいよぉ。」という遺言がありました。 
全体の記録時間数 3:29
物語の時間数 3:15
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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