モーイ親方(シマグチ)

概要

モーイ親方という人は、大工が家を建てる場合に、この大工たちに、「この雀は言葉をしゃべるが、あんたたちはわかるか。」と言ったらしい。「あなたがこれをお分かりになるんでしたら、私たちは家を造る手間賃を取らなくてもいいです。」「あれは、『真玉橋(まだんばし)に米が落ちているので、さあ、向こうに食べに行こう』と雀たちが言っているんだよ。」と言って賭(かーき)をしたらしい。それで、大工の人たち連れだって見に行ったら、なるほど、モーイ親方が言ったとおり、真玉橋で雀が米を食べているって。それで、大工は、「賭をしたからには、手間賃はもらえないから。」ということを恨みに思い、家の床柱を逆さにして入れたわけさ。根が上になってるんだね。ところが、家のシースーギのときに、モーイ親方は、「お前達と賭をしてあったが、手間賃は払うよ。」と言ったって。驚いた大工たちは、酒を飲んでから、「もう今日は、私たち大工の踊りを御披露いたしましょう。」と、木も担いで踊りがてら、逆さになってる床柱をわざと傷つけたらしいね。大工の手間賃をもらえたので、わざと傷つけてこれをまた取り換えてあげたわけさ。大工たちが家を建てるんだから、逆木が入っているということは分からないわけさ、モーイ親方は。こんな話だよ。

再生時間:3:20

民話詳細DATA

レコード番号 47O410350
CD番号 47O41C003
決定題名 モーイ親方(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 柴引蒲吉
話者名かな しばひきかまきち
生年月日 19001117
性別
出身地
記録日 19720808
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T5B8
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 13
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード モーイ親方,大工,雀,真玉橋,米,床柱を逆さ,大工の踊り
梗概(こうがい) モーイ親方という人は、大工が家を建てる場合に、この大工たちに、「この雀は言葉をしゃべるが、あんたたちはわかるか。」と言ったらしい。「あなたがこれをお分かりになるんでしたら、私たちは家を造る手間賃を取らなくてもいいです。」「あれは、『真玉橋(まだんばし)に米が落ちているので、さあ、向こうに食べに行こう』と雀たちが言っているんだよ。」と言って賭(かーき)をしたらしい。それで、大工の人たち連れだって見に行ったら、なるほど、モーイ親方が言ったとおり、真玉橋で雀が米を食べているって。それで、大工は、「賭をしたからには、手間賃はもらえないから。」ということを恨みに思い、家の床柱を逆さにして入れたわけさ。根が上になってるんだね。ところが、家のシースーギのときに、モーイ親方は、「お前達と賭をしてあったが、手間賃は払うよ。」と言ったって。驚いた大工たちは、酒を飲んでから、「もう今日は、私たち大工の踊りを御披露いたしましょう。」と、木も担いで踊りがてら、逆さになってる床柱をわざと傷つけたらしいね。大工の手間賃をもらえたので、わざと傷つけてこれをまた取り換えてあげたわけさ。大工たちが家を建てるんだから、逆木が入っているということは分からないわけさ、モーイ親方は。こんな話だよ。
全体の記録時間数 3:38
物語の時間数 3:20
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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