
私たちはね、私で五代目だがよ、家の一番の先祖なんかはね、伊良部(いらぶー)からいらっしゃったって。この人は、伊良部から魚釣るって言ってね、従兄弟と二人で舟で海に出たら、二月(にんぐわち)カジマーイの海が荒れて、転覆して舟も無くなって、上がった所が田名のフマヤの下って。この二人が何にも食べる物もない、着る物もないでいたら、田名の人が見てくれないから、そこからまた前泊の方まで東回(ひがしまー)いしてきたら、前泊の伊波(いーふぁ)の家で、「一人なら私たちが使うが二人は使いきれない。」と言われたそうだが、そのとき、私たちの爺さんは、我喜屋の儀間(じーまー)という家のお爺さんが、「家に行って僕と一緒に働こう。」と言って、連れていかれて儀間で働いた。で、この儀間の家で女中(じょうひちゃー)で奉公人していた女の方と結婚して、長男と女の姉妹の二人できて、これからまたその長男が松堂から来たお婆さんと結婚して、このお婆さんは男の子を一人産んで、その男の子が二才の時亡くなったそうです。この男の子は一人っ子って。この人で三代目になりますが、その三代目のお爺さんは、百才で今も元気ですよ。それで、私たちは四代目になります。
| レコード番号 | 47O381328 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C068 |
| 決定題名 | 漂着した伊良部漁師(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 前里門中の始まり |
| 話者名 | 前里カネ子 |
| 話者名かな | まえさとかねこ |
| 生年月日 | 19180218 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋 |
| 記録日 | 19850226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村我喜屋 T27 A12 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20,90 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P 56 |
| キーワード | 先祖,伊良部,二月カジマーイ,転覆,田名,フマヤ,前泊,東回い,伊波,我喜屋,儀間,女中,結婚,松堂 |
| 梗概(こうがい) | 私たちはね、私で五代目だがよ、家の一番の先祖なんかはね、伊良部(いらぶー)からいらっしゃったって。この人は、伊良部から魚釣るって言ってね、従兄弟と二人で舟で海に出たら、二月(にんぐわち)カジマーイの海が荒れて、転覆して舟も無くなって、上がった所が田名のフマヤの下って。この二人が何にも食べる物もない、着る物もないでいたら、田名の人が見てくれないから、そこからまた前泊の方まで東回(ひがしまー)いしてきたら、前泊の伊波(いーふぁ)の家で、「一人なら私たちが使うが二人は使いきれない。」と言われたそうだが、そのとき、私たちの爺さんは、我喜屋の儀間(じーまー)という家のお爺さんが、「家に行って僕と一緒に働こう。」と言って、連れていかれて儀間で働いた。で、この儀間の家で女中(じょうひちゃー)で奉公人していた女の方と結婚して、長男と女の姉妹の二人できて、これからまたその長男が松堂から来たお婆さんと結婚して、このお婆さんは男の子を一人産んで、その男の子が二才の時亡くなったそうです。この男の子は一人っ子って。この人で三代目になりますが、その三代目のお爺さんは、百才で今も元気ですよ。それで、私たちは四代目になります。 |
| 全体の記録時間数 | 3:06 |
| 物語の時間数 | 2:59 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |