
嘉手納に屋良というてある。阿麻和利は向こうの出身だというんだな。非常に小さい時はね、体が弱体であったと。「こいつはもう農業も出来ない、何も出来ない。お前もうどこかに行け。」と、親に勘当されてね。そして道迷いして歩いてくる時にね、道中(みちなか)でよ、山の木陰で昼寝しとったらね、蜘蛛がよ、網を作っているのを見てね、「これは、これでこうした場合は海の魚が捕れるなあ。」ということで、魚を捕る網はあの人が研究したという話ではあるけど。で、阿麻和利は、これから次第次第に中部の方から、勝連半島の屋慶名に行ってよ、屋慶名では自分で作った網でね、魚を網で捕ってね。で、向こうの住民のね、非常にこの漁の足し、生活の足しになったから、次第次第に、住民からこの阿麻和利の才能がね、認められてよ、「この人は偉い人である。」と、これから向こうの住民みんなが取り立ててよ、阿麻和利に仕えてよ、また勝連城主からもね、城内でも認められてからよ、あの時の城主の茂知附(も ち づき)按司(あんじ)が取立てたら、最後には阿麻和利はその按司を殺してから勝連城主になったでしょう。それから、阿麻和利は、首里城城主の尚泰久王の娘、百度踏揚(ももとすみあがり)を妻にしたんだよ。そしたら、後々には、首里城を攻める計画をして、その前に、護佐丸を潰さなければ首里城は落としきれないからね、だから護佐丸を阿麻和利が討ったでしょう。討ったから、今度はまた首里は、阿麻和利の臣下だった鬼大城(うにうーぐしく)を首里の討つ手の大将としてから阿麻和利を討たしたんだね。そういう話がある。
| レコード番号 | 47O381210 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C062 |
| 決定題名 | 阿麻和利 網つくり 城盗り 謀反(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 高良武雄 |
| 話者名かな | たからたけお |
| 生年月日 | 19070526 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字島尻 |
| 記録日 | 19800908 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村島尻 T22 B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P 133 |
| キーワード | 嘉手納,屋良,阿麻和利,勘当,蜘蛛,網,勝連半島,屋慶名,漁,城主,茂知附按司,首里城,尚泰久王,百度踏揚,護佐丸,鬼大城 |
| 梗概(こうがい) | 嘉手納に屋良というてある。阿麻和利は向こうの出身だというんだな。非常に小さい時はね、体が弱体であったと。「こいつはもう農業も出来ない、何も出来ない。お前もうどこかに行け。」と、親に勘当されてね。そして道迷いして歩いてくる時にね、道中(みちなか)でよ、山の木陰で昼寝しとったらね、蜘蛛がよ、網を作っているのを見てね、「これは、これでこうした場合は海の魚が捕れるなあ。」ということで、魚を捕る網はあの人が研究したという話ではあるけど。で、阿麻和利は、これから次第次第に中部の方から、勝連半島の屋慶名に行ってよ、屋慶名では自分で作った網でね、魚を網で捕ってね。で、向こうの住民のね、非常にこの漁の足し、生活の足しになったから、次第次第に、住民からこの阿麻和利の才能がね、認められてよ、「この人は偉い人である。」と、これから向こうの住民みんなが取り立ててよ、阿麻和利に仕えてよ、また勝連城主からもね、城内でも認められてからよ、あの時の城主の茂知附(も ち づき)按司(あんじ)が取立てたら、最後には阿麻和利はその按司を殺してから勝連城主になったでしょう。それから、阿麻和利は、首里城城主の尚泰久王の娘、百度踏揚(ももとすみあがり)を妻にしたんだよ。そしたら、後々には、首里城を攻める計画をして、その前に、護佐丸を潰さなければ首里城は落としきれないからね、だから護佐丸を阿麻和利が討ったでしょう。討ったから、今度はまた首里は、阿麻和利の臣下だった鬼大城(うにうーぐしく)を首里の討つ手の大将としてから阿麻和利を討たしたんだね。そういう話がある。 |
| 全体の記録時間数 | 4:47 |
| 物語の時間数 | 4:20 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |