クバ山とクバの神(共通語)

概要

ここは初めよ、上からあのクバ山にクバ主という神が下りていらっしゃったわけよ。このクバの神が下りてから、この島で生活し、広がって島作りが始まったという伝説になっているから、このクバの山の神が一番最初に来られた方じゃないかねという話じゃなかったかね。それで、この田名部落の祝女さんには、伊平屋(いは)祝女(のろ)、天(てぃん)祝女(ぬーる)、安里祝女(あさとのろ)という専属の祝女がいらしたよ。今も神様が二十名いらっしゃって、この神様の名前が皆あるわけです。この祝女の他に、ナダシ、またユチナ、波のシェークナの神、ヒドゥヌトゥユイマシの神、ヌダケトゥユイマシの神、トゥダケミーシの神といって、またここに海の神は、オーシドゥ神、ユートゥイ神、ユムイ神、イシドゥ神はみしの側にいらっしゃるわけ。それからですね、トゥダケトゥユイマシに、ボタン神、ハラヌオオタキヌ大神(うふがみ)、トゥダキメー、メーヌオオクラヌ神ー、フダキトゥユイマシの神と言うてこの神様がいらっしゃったわけ。その名前は部落の一番先の所に来ていたお方の一つの名称で、その部落単位の責任管理の神がいらっしゃらなければならないから、それで、皆が妊娠しないときでも、部落の神の名をつながして、今の子弟に流れて来て、まだその所の行事はやっていますがね。昔住んでいた久里村(くさとぅむら)は、今は堆石堤になっている所だから、今は潮も入らんよ。だけども、戦前までは防風林もなかったから、うちらが大きくなってまでも、強い風が吹いて大波になると全部潮が入ってきてね、台風になるとメージ田の裏側のカーラの前まで潮が入ってきたよ。そのころには、ここの道はまだ出来てないから、潮が田畑まで広がってしまって水没したから、それぞれの家でサバニ小(ぐゎー)持っていたからね、サバニでよ、あの東海岸から田圃まで砂入れに行ったよ。昔は、もっとひどくて、台風で家のあるったけ全部が壊(つぶ)されてなくなってしまったから、「ああ、ここでは生活はできない。」と言って、またそこを出て、今の田名の部落へ移ったんですよ。

再生時間:0:36

民話詳細DATA

レコード番号 47O381162
CD番号 47O38C059
決定題名 クバ山とクバの神(共通語)
話者がつけた題名 クバ山の話
話者名 伊礼孝進
話者名かな いれいこうしん
生年月日 19110627
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊平屋村字田名
記録日 19800907
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊平屋村田名 T21 A19 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20,90
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 伊平屋村民話集 P 2
キーワード クバ山,クバ主,神,伝説,田名部落,祝女,伊平屋祝女,天祝女,安里祝女,ナダシ,ユチナ,波のシェークナの神,ヒドゥヌトゥユイマシの神,ヌダケトゥユイマシの神,トゥダケミーシの神,海の神,オーシドゥ神,ユートゥイ神,ユムイ神,イシドゥ神,トゥダケトゥユイマシ,ボタン神,ハラヌオオタキヌ大神(うふがみ)、トゥダキメー、メーヌオオクラヌ神ー、フダキトゥユイマシの神,久里村,防風林,潮,台風,メージ田,サバニ小,サバニ,田名
梗概(こうがい) ここは初めよ、上からあのクバ山にクバ主という神が下りていらっしゃったわけよ。このクバの神が下りてから、この島で生活し、広がって島作りが始まったという伝説になっているから、このクバの山の神が一番最初に来られた方じゃないかねという話じゃなかったかね。それで、この田名部落の祝女さんには、伊平屋(いは)祝女(のろ)、天(てぃん)祝女(ぬーる)、安里祝女(あさとのろ)という専属の祝女がいらしたよ。今も神様が二十名いらっしゃって、この神様の名前が皆あるわけです。この祝女の他に、ナダシ、またユチナ、波のシェークナの神、ヒドゥヌトゥユイマシの神、ヌダケトゥユイマシの神、トゥダケミーシの神といって、またここに海の神は、オーシドゥ神、ユートゥイ神、ユムイ神、イシドゥ神はみしの側にいらっしゃるわけ。それからですね、トゥダケトゥユイマシに、ボタン神、ハラヌオオタキヌ大神(うふがみ)、トゥダキメー、メーヌオオクラヌ神ー、フダキトゥユイマシの神と言うてこの神様がいらっしゃったわけ。その名前は部落の一番先の所に来ていたお方の一つの名称で、その部落単位の責任管理の神がいらっしゃらなければならないから、それで、皆が妊娠しないときでも、部落の神の名をつながして、今の子弟に流れて来て、まだその所の行事はやっていますがね。昔住んでいた久里村(くさとぅむら)は、今は堆石堤になっている所だから、今は潮も入らんよ。だけども、戦前までは防風林もなかったから、うちらが大きくなってまでも、強い風が吹いて大波になると全部潮が入ってきてね、台風になるとメージ田の裏側のカーラの前まで潮が入ってきたよ。そのころには、ここの道はまだ出来てないから、潮が田畑まで広がってしまって水没したから、それぞれの家でサバニ小(ぐゎー)持っていたからね、サバニでよ、あの東海岸から田圃まで砂入れに行ったよ。昔は、もっとひどくて、台風で家のあるったけ全部が壊(つぶ)されてなくなってしまったから、「ああ、ここでは生活はできない。」と言って、またそこを出て、今の田名の部落へ移ったんですよ。
全体の記録時間数 1:06
物語の時間数 0:36
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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