猿女房(共通語)

概要

雌のゴリラと男がどうして、友達なったかは知らんのですが家庭もっておって、子供出来たそうですよ。食べ物は、ゴリラがいつも山へ行って果物採って来て、夫や子供に食べさせておった。男は、「一生涯こんな生活できない。どうにかして逃げなければいかん。」と考えたんですね。男はある日、川の側の大きい木切ってですね、川に流して、そいで、このゴリラが山へ果物採りに行った時に、川に流した木の上に乗り、ずっと下に流されて行ったそうですが、このゴリラが帰って来ると男はまだ見えよったそうですよ。そいで、「お前はもう自分と結婚しているのに逃げてる。」と二人に出来た子どもは二つの股裂いて殺したという話を聞いたんです。

再生時間:1:37

民話詳細DATA

レコード番号 47O380928
CD番号 47O38C047
決定題名 猿女房(共通語)
話者がつけた題名
話者名 西江盛清
話者名かな にしえせいしょう
生年月日 不明
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋
記録日 19800908
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊平屋村我喜屋 T09 B14 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード ゴリラ,家庭,子供,川,結婚,股
梗概(こうがい) 雌のゴリラと男がどうして、友達なったかは知らんのですが家庭もっておって、子供出来たそうですよ。食べ物は、ゴリラがいつも山へ行って果物採って来て、夫や子供に食べさせておった。男は、「一生涯こんな生活できない。どうにかして逃げなければいかん。」と考えたんですね。男はある日、川の側の大きい木切ってですね、川に流して、そいで、このゴリラが山へ果物採りに行った時に、川に流した木の上に乗り、ずっと下に流されて行ったそうですが、このゴリラが帰って来ると男はまだ見えよったそうですよ。そいで、「お前はもう自分と結婚しているのに逃げてる。」と二人に出来た子どもは二つの股裂いて殺したという話を聞いたんです。
全体の記録時間数 1:48
物語の時間数 1:37
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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