
男は伊江島です。この男が内地に布団の綿買いに行く途中で、この国頭(くにがみ)の辺土名(へんとな)いう部落の下の海で船が難船(なんしん)して、すぐこのハンドゥー小(ぐわー)という女に助けられたんだが、その男は、それから、そのハンドゥー小の家に当分は住まいしておったそうです。そいで、男は伊江島の人だが、男前だし、また辺土名のハンドゥー小も、もう別嬪さんで、二人は恋を結んだんだが、男は島に帰るときには帰ると言わないで、すぐ帰って行ったから、そいで、ハンドゥー小はある舟の船頭さんに、「伊江島に渡してくれんか。」と言うて頼んで、朝未明に伊江島に渡って行ったって。その男の家は島村屋というてますがね、家を訪ねて行ったら、親父が会わせないので、それで、この女はとうとう焦がれておって、後は帰る途中、本部(もとぶ)に行って首を絞めて死んだそうですね。それから、ハンドゥー小の遺念(いにん)というて幽霊になって化けているわけ。それで、ハンドゥー小がもう化けて、その島村屋の家に入り込んで行ったので、「幽霊が来た。」というていたら、その家のお父さんも家中の人も皆殺してしまったそうですよ。
| レコード番号 | 47O380926 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C047 |
| 決定題名 | ハンドゥー小の遺念火(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 遺念火 |
| 話者名 | 名嘉徳盛 松堂松助 |
| 話者名かな | なかとくせい まつどうしょうすけ |
| 生年月日 | 19040401 19010602 |
| 性別 | 男 男 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋 沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋 |
| 記録日 | 19800908 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村我喜屋 T09 B12 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20,90 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P143 |
| キーワード | 伊江島,布団の綿,国頭,辺土名,船,難船,ハンドゥー小,男前,別嬪,恋,島村屋,本部,遺念,幽霊,皆殺し |
| 梗概(こうがい) | 男は伊江島です。この男が内地に布団の綿買いに行く途中で、この国頭(くにがみ)の辺土名(へんとな)いう部落の下の海で船が難船(なんしん)して、すぐこのハンドゥー小(ぐわー)という女に助けられたんだが、その男は、それから、そのハンドゥー小の家に当分は住まいしておったそうです。そいで、男は伊江島の人だが、男前だし、また辺土名のハンドゥー小も、もう別嬪さんで、二人は恋を結んだんだが、男は島に帰るときには帰ると言わないで、すぐ帰って行ったから、そいで、ハンドゥー小はある舟の船頭さんに、「伊江島に渡してくれんか。」と言うて頼んで、朝未明に伊江島に渡って行ったって。その男の家は島村屋というてますがね、家を訪ねて行ったら、親父が会わせないので、それで、この女はとうとう焦がれておって、後は帰る途中、本部(もとぶ)に行って首を絞めて死んだそうですね。それから、ハンドゥー小の遺念(いにん)というて幽霊になって化けているわけ。それで、ハンドゥー小がもう化けて、その島村屋の家に入り込んで行ったので、「幽霊が来た。」というていたら、その家のお父さんも家中の人も皆殺してしまったそうですよ。 |
| 全体の記録時間数 | 4:39 |
| 物語の時間数 | 4:06 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |