
親方(うぇーかた)というものはですね、今の県会議員みたいなものです。あらゆる政治を扱う、相談する組だからね、その人なんかは、みんな争いするんですよね。「これはこうである。あれはこうである。」ということで。このチーグ王なんかの時代にね、この新城親方なんかは、非常にこのーチーグ王という人に賛成をして、別の王様をたてるということにも反対反対をやった人ですよ。あれは元の王様の子がですね、この新城親方(あらぐすくうぇーかた)と他の親方(うぇーかた)との争いですよ。この王様を継ぐ時に、前の王様の正妻の長男のチーグ王に位を継がせるか、側室の次男に継がせるか争いをして、この新城親方(あらぐすくうぇーかた)なんかが、チーグ王の肩を持っていたから、別な親方が、「物を言わん者にね、王様をさせたらどうするか。」「いやこれは物は必ず言うから、この王様の引継ぎの最高会議において物をいえばこの人を王様にする。」と側室の次男を王様にしようとすると親方と争ったら、「物言わなかったら王様にはさせない。」と次男の肩を持つ方も引き下がらないから,両方に別れたわけ。そしたら、それまでものを言わなかったチーグ王が物を言ったから、新城親方が、「本妻の子が物を言っておるんだから、これは立てないといけない。」と言って、「今日(きゆ)ぬ誇(ふく)らしゃや なうにじゃなたてる ちぶでぃうる花ぬ ちゆちゃたぐとぅ。」と歌ったんです。「今日(きう)の誇(ふく)らしゃ」は、チーグ王の方に立った新城親方(あらぐすくうぇーかた)が歌った歌ですよ。内容はですね、「今日の嬉しさはね、何物にも例えられない、つぼんでおる人がですね、物を言った。」と言う意味ですね。ものを言わない人がね、今日の嬉しい日にね、こういうものを言ってですね、本当に嬉しいと言うことですね。
| レコード番号 | 47O380869 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C044 |
| 決定題名 | チーグ王(共通語) |
| 話者がつけた題名 | チョーフグン親方と新城親方 |
| 話者名 | 宮城松助 |
| 話者名かな | みやぎまつすけ |
| 生年月日 | 19000204 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字前泊 |
| 記録日 | 19800907 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村前泊 T07 B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12,20,60 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 集まりの時や船員だった頃におもに年寄りから聞いた。 |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P122 |
| キーワード | 親方,政治,チーグ王,新城親方,正妻,側室,歌 |
| 梗概(こうがい) | 親方(うぇーかた)というものはですね、今の県会議員みたいなものです。あらゆる政治を扱う、相談する組だからね、その人なんかは、みんな争いするんですよね。「これはこうである。あれはこうである。」ということで。このチーグ王なんかの時代にね、この新城親方なんかは、非常にこのーチーグ王という人に賛成をして、別の王様をたてるということにも反対反対をやった人ですよ。あれは元の王様の子がですね、この新城親方(あらぐすくうぇーかた)と他の親方(うぇーかた)との争いですよ。この王様を継ぐ時に、前の王様の正妻の長男のチーグ王に位を継がせるか、側室の次男に継がせるか争いをして、この新城親方(あらぐすくうぇーかた)なんかが、チーグ王の肩を持っていたから、別な親方が、「物を言わん者にね、王様をさせたらどうするか。」「いやこれは物は必ず言うから、この王様の引継ぎの最高会議において物をいえばこの人を王様にする。」と側室の次男を王様にしようとすると親方と争ったら、「物言わなかったら王様にはさせない。」と次男の肩を持つ方も引き下がらないから,両方に別れたわけ。そしたら、それまでものを言わなかったチーグ王が物を言ったから、新城親方が、「本妻の子が物を言っておるんだから、これは立てないといけない。」と言って、「今日(きゆ)ぬ誇(ふく)らしゃや なうにじゃなたてる ちぶでぃうる花ぬ ちゆちゃたぐとぅ。」と歌ったんです。「今日(きう)の誇(ふく)らしゃ」は、チーグ王の方に立った新城親方(あらぐすくうぇーかた)が歌った歌ですよ。内容はですね、「今日の嬉しさはね、何物にも例えられない、つぼんでおる人がですね、物を言った。」と言う意味ですね。ものを言わない人がね、今日の嬉しい日にね、こういうものを言ってですね、本当に嬉しいと言うことですね。 |
| 全体の記録時間数 | 3:39 |
| 物語の時間数 | 3:04 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |