
与那国のサカイイソバは、いわばちょうど沖縄の昔の王様の娘なんかが祝女になって、管轄、管轄、みんな行って、そこの祭りごととかすることがあったでしょう。それと同じですよ。この人は器量もよろしいし、与那国というところは、昔の人の話を聞くとですね、与那国に行く日本の人や沖縄本島から行った男の人なんかは器量もいいし、また経済にも非常に恵まれておるんだから、与那国の女の方はですね、この子孫を作るがために、非常に信頼しておったらしいですよ。そして、大和や沖縄本島からの船が与那国に着くと、与那国の女の方がよ、草履ですね、これを浜に並べてですね、その草履を踏んで上った男の人はですね、その女の夫になると、そういう話がありました。サカイイソバも、よそから来た力のある人の妻になって、与那国で力を持つようになり、やがて、その男の人に代わって与那国の祭りごとなんかというものもやっておったけれども、後になって、この主人と別れて非常に苦労して亡くなったということは聞いておるけれどもね。与那国の人はね、その人のやったことを言わないんです。だから、若い女にそういうしきたりがあったんだが、それがばれておるわけですよ。それで、男連中や年寄り連中がですね、「なんで島の男は、こんなにおるのに、こういう他村から来る人を親切にして夫婦になるか。それではいけない。」と言っているんです。それで、与那国には、八重山からの子孫もおるし、中国からもおるし、日本からもおるし。まだ、その子孫残っておるんですよ。
| レコード番号 | 47O380866 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C044 |
| 決定題名 | サカイイサバ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮城松助 |
| 話者名かな | みやぎまつすけ |
| 生年月日 | 19000204 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字前泊 |
| 記録日 | 19800907 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村前泊 T07 A12 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20,90 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 集まりの時や船員だった頃におもに年寄りから聞いた。 |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P130 |
| キーワード | 与那国,サカイイソバ,祝女,祭りごと,草履,しきたり,子孫 |
| 梗概(こうがい) | 与那国のサカイイソバは、いわばちょうど沖縄の昔の王様の娘なんかが祝女になって、管轄、管轄、みんな行って、そこの祭りごととかすることがあったでしょう。それと同じですよ。この人は器量もよろしいし、与那国というところは、昔の人の話を聞くとですね、与那国に行く日本の人や沖縄本島から行った男の人なんかは器量もいいし、また経済にも非常に恵まれておるんだから、与那国の女の方はですね、この子孫を作るがために、非常に信頼しておったらしいですよ。そして、大和や沖縄本島からの船が与那国に着くと、与那国の女の方がよ、草履ですね、これを浜に並べてですね、その草履を踏んで上った男の人はですね、その女の夫になると、そういう話がありました。サカイイソバも、よそから来た力のある人の妻になって、与那国で力を持つようになり、やがて、その男の人に代わって与那国の祭りごとなんかというものもやっておったけれども、後になって、この主人と別れて非常に苦労して亡くなったということは聞いておるけれどもね。与那国の人はね、その人のやったことを言わないんです。だから、若い女にそういうしきたりがあったんだが、それがばれておるわけですよ。それで、男連中や年寄り連中がですね、「なんで島の男は、こんなにおるのに、こういう他村から来る人を親切にして夫婦になるか。それではいけない。」と言っているんです。それで、与那国には、八重山からの子孫もおるし、中国からもおるし、日本からもおるし。まだ、その子孫残っておるんですよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:52 |
| 物語の時間数 | 3:30 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |