
宮古の豊見親(とぅいま)王様と久米島の王様とは、親しい友人だったらしい。ところがある日ですね、宮古の王様がですよ、久米島の王様に、「君、僕が魚に化けた場合に、お前がモリで突くことができるか。」と言うたらしいんです。「これはもちろん魚になったら突いているよ。」 そうしたところが、この久米島の王様が、「今晩、漁(いざい)に行こう。」と言って海に行ったら、宮古の王様が魚になって来たらしいですね。そうしたところが、久米島の王様がモリでその魚を突いたらしいです。それから、宮古の王様は、遺恨に思ってね、宮古に帰ると、「もう久米島の人間を一遍に殺して全滅させてみよう。」というふうな計略、作戦をめぐらしたわけ。 そして、ある日ですね、この宮古の王様が呪(まじな)いをして、久米島に津波を寄せたわけなんです。そうしたところが久米島の王様はね、自分の城から見ていて、「ああ、これはもう確かに津波じゃ。」と言って、この津波を反対の呪(まじな)いで宮古に返したところが、宮古は、この津波の大被害にあってですね、それから、宮古は全滅して、女と犬と二人残っとったそうです。それから、この女と犬の二人は、夫婦みたいなような格好になってですね、宮古の人が広がったという伝説を聞いた覚えがありますけんどね、それが本当か嘘かそれはわかりません。
| レコード番号 | 47O380738 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C037 |
| 決定題名 | 宮古豊見親王と久米島の王(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 犬婿入り 宮古始祖 |
| 話者名 | 上原忠信 |
| 話者名かな | うえはらちゅうしん |
| 生年月日 | 19121130 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県糸満市町端 |
| 記録日 | 19800907 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村前泊 T03 A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12,20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P128 |
| キーワード | 宮古,豊見親,久米島,王様,モリ,漁,遺恨,呪い,津波,女,犬,夫婦,伝説 |
| 梗概(こうがい) | 宮古の豊見親(とぅいま)王様と久米島の王様とは、親しい友人だったらしい。ところがある日ですね、宮古の王様がですよ、久米島の王様に、「君、僕が魚に化けた場合に、お前がモリで突くことができるか。」と言うたらしいんです。「これはもちろん魚になったら突いているよ。」 そうしたところが、この久米島の王様が、「今晩、漁(いざい)に行こう。」と言って海に行ったら、宮古の王様が魚になって来たらしいですね。そうしたところが、久米島の王様がモリでその魚を突いたらしいです。それから、宮古の王様は、遺恨に思ってね、宮古に帰ると、「もう久米島の人間を一遍に殺して全滅させてみよう。」というふうな計略、作戦をめぐらしたわけ。 そして、ある日ですね、この宮古の王様が呪(まじな)いをして、久米島に津波を寄せたわけなんです。そうしたところが久米島の王様はね、自分の城から見ていて、「ああ、これはもう確かに津波じゃ。」と言って、この津波を反対の呪(まじな)いで宮古に返したところが、宮古は、この津波の大被害にあってですね、それから、宮古は全滅して、女と犬と二人残っとったそうです。それから、この女と犬の二人は、夫婦みたいなような格好になってですね、宮古の人が広がったという伝説を聞いた覚えがありますけんどね、それが本当か嘘かそれはわかりません。 |
| 全体の記録時間数 | 2:41 |
| 物語の時間数 | 2:06 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |