
尚巴志(しょうはっし)の祖先には鮫島(さめじま)という方がいたそうですが、昔は税金は全部すなわちお米で納めていた世の中だったんです。そして、その税金徴収にその尚巴志の祖父さんにあたる方がですね、伊平屋に来られて、伊平屋村のお米と穀物をみな徴収して、向こうの屋蔵(やぐら)というところにみな貯蔵して納めて、王様のところに運びよったそうです。それである年、非常な飢饉(ききん)になったそうです。その飢饉で伊平屋村の住民が困っていた場合に、この尚巴志の祖父さんが、その係をしておられたから、その人が親心をもって、このお米を全部住民に配給してくれたそうです。そして、住民からその方は非常にもてがよくなって、そのままこの伊平屋という島に長いこと住みついたそうです。それから、その人の子に生まれた人が、美崎という東の方の海に釣りに出ていたとき時化(し け)にあって、そのまま小舟で漂流して着いたのが佐敷村で、そして、向こうでその当時の村長ですかね、その娘さんと結婚して生まれたのが、南山王となられたのが尚巴志(しょうはっし)だそうです。この尚巴志の祖父さんにあたる方は、もうそのまま、ここで世を絶ったという話を聞いております。
| レコード番号 | 47O380696 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C035 |
| 決定題名 | 屋蔵大主 尚巴志とその祖父(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 前原三郎 |
| 話者名かな | まえはらさぶろう |
| 生年月日 | 19080313 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字田名 |
| 記録日 | 19800907 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村田名 T01 A13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P64 |
| キーワード | 尚巴志,祖先,鮫島,税金,お米,徴収,伊平屋,屋蔵,貯蔵,飢饉,親心,配給,美崎,時化,漂流,佐敷村,南山王 |
| 梗概(こうがい) | 尚巴志(しょうはっし)の祖先には鮫島(さめじま)という方がいたそうですが、昔は税金は全部すなわちお米で納めていた世の中だったんです。そして、その税金徴収にその尚巴志の祖父さんにあたる方がですね、伊平屋に来られて、伊平屋村のお米と穀物をみな徴収して、向こうの屋蔵(やぐら)というところにみな貯蔵して納めて、王様のところに運びよったそうです。それである年、非常な飢饉(ききん)になったそうです。その飢饉で伊平屋村の住民が困っていた場合に、この尚巴志の祖父さんが、その係をしておられたから、その人が親心をもって、このお米を全部住民に配給してくれたそうです。そして、住民からその方は非常にもてがよくなって、そのままこの伊平屋という島に長いこと住みついたそうです。それから、その人の子に生まれた人が、美崎という東の方の海に釣りに出ていたとき時化(し け)にあって、そのまま小舟で漂流して着いたのが佐敷村で、そして、向こうでその当時の村長ですかね、その娘さんと結婚して生まれたのが、南山王となられたのが尚巴志(しょうはっし)だそうです。この尚巴志の祖父さんにあたる方は、もうそのまま、ここで世を絶ったという話を聞いております。 |
| 全体の記録時間数 | 3:39 |
| 物語の時間数 | 3:16 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |