
昔、あるところにね、何といおうか、言うならば、女中ね、女中が二人、大金持の家に使われていた。この鍋は、昔は大鍋があったから……。あれは、芋を煮たり、何したりする大鍋だったよ。これを軽石、ここでは軽石と言うけれどあの石で、すぐ毎日もう、この鍋を洗って、早く減らし早くなくした女中は、早く満期にさせる。また置いておって、置いておって腐らせた女中は、早く満期させると言ったのかな。そのことは反対だったのかどうか……。そういうことだったが、この一人の人はもう、一人の女中さんは、もう早く……。ああ、そうだ、「早く滅らしてなくした者は、もう早く満期にさせる。」と言われたので、一人の女中は、「早くみがいて、もうこの鍋を、早く減らしたら、自分は、満期になれる。」と思って、いつももう、毎日すぐ立派にみがいて、早くなくそうとするけど、この鍋はきれいになっていつまでもあったって。また無精な者は、「もう、腐れても関係ない。」と思って、いつまでも置いてあったが、この鍋は腐れて、この女中は、いつまでもそこに使われていたってよ。その鍋をみがいていつも立派にしていたのは、早く満期させたって。この話があったよ。
| レコード番号 | 47O383036 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C156 |
| 決定題名 | 女中の鍋みがき(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 難題 ナベ |
| 話者名 | 西田モウシ |
| 話者名かな | にしだもうし |
| 生年月日 | 19010615 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊是名村字勢理客 |
| 記録日 | 19820913 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊是名村 T16 B08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20,90 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いぜな島の民話 P133 |
| キーワード | 女中,大金持,鍋,軽石,満期 |
| 梗概(こうがい) | 昔、あるところにね、何といおうか、言うならば、女中ね、女中が二人、大金持の家に使われていた。この鍋は、昔は大鍋があったから……。あれは、芋を煮たり、何したりする大鍋だったよ。これを軽石、ここでは軽石と言うけれどあの石で、すぐ毎日もう、この鍋を洗って、早く減らし早くなくした女中は、早く満期にさせる。また置いておって、置いておって腐らせた女中は、早く満期させると言ったのかな。そのことは反対だったのかどうか……。そういうことだったが、この一人の人はもう、一人の女中さんは、もう早く……。ああ、そうだ、「早く滅らしてなくした者は、もう早く満期にさせる。」と言われたので、一人の女中は、「早くみがいて、もうこの鍋を、早く減らしたら、自分は、満期になれる。」と思って、いつももう、毎日すぐ立派にみがいて、早くなくそうとするけど、この鍋はきれいになっていつまでもあったって。また無精な者は、「もう、腐れても関係ない。」と思って、いつまでも置いてあったが、この鍋は腐れて、この女中は、いつまでもそこに使われていたってよ。その鍋をみがいていつも立派にしていたのは、早く満期させたって。この話があったよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:55 |
| 物語の時間数 | 1:22 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |