香炉の足が三本になったわけ(共通語)

概要

昔ね、子どもが生まれて、そして、その子は小さいときに亡くなった。死んだので、その親がね、とても悲しがって、そして、その歌を歌ったわけよ。「あてぃなしぬ子供(わらび) ひー一人旅(ちゅいたび)やらび〔何もわからない子どもを たった一人で旅に逝かせて〕 今(なま)や 親(うや)探(とぅめ)てぃ泣(な)ちゅるうら〔今ごろは 親を探して泣いていることだろう〕。」と、いう歌を歌ったって。そして、非常に悲しがっていた。その家には、犬がいたって。かわいい犬が。(だけど、その犬をかわいがっていた)子どもは死んだ。そして、(親と犬が)いつも墓に通っているとき、その犬は、歩くときに小便をやる。あっちこっちに片足をあげて、小便やるわけです。それで、片足をあげて小便する。だけど、(亡くなった)子どもは、墓からは自分一人では…。小さい子どもだから、家を探して来ることができないわけよ。探して来ることができないけど、犬は自分の小便の匂いをして帰ってくる。だから、子どもは、まだ(一人で)歩いて自分の家に来ることができないので、犬のように、犬が家に小便の匂いをして帰ってくるように、子どもも、いつでも家に帰って来なさい。といって、犬が片足で小便するのを例にとって、御香炉の足は、三本になったんだって。というお話。

再生時間:2:53

民話詳細DATA

レコード番号 47O382999
CD番号 47O38C154
決定題名 香炉の足が三本になったわけ(共通語)
話者がつけた題名
話者名 浜里正治
話者名かな はまざとまさはる
生年月日 18980913
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊是名村字仲田
記録日 19820905
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊是名村 T15 A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いぜな島の民話 P124
キーワード 歌,わらび,旅,犬,墓,小便,片足を,御香炉
梗概(こうがい) 昔ね、子どもが生まれて、そして、その子は小さいときに亡くなった。死んだので、その親がね、とても悲しがって、そして、その歌を歌ったわけよ。「あてぃなしぬ子供(わらび) ひー一人旅(ちゅいたび)やらび〔何もわからない子どもを たった一人で旅に逝かせて〕 今(なま)や 親(うや)探(とぅめ)てぃ泣(な)ちゅるうら〔今ごろは 親を探して泣いていることだろう〕。」と、いう歌を歌ったって。そして、非常に悲しがっていた。その家には、犬がいたって。かわいい犬が。(だけど、その犬をかわいがっていた)子どもは死んだ。そして、(親と犬が)いつも墓に通っているとき、その犬は、歩くときに小便をやる。あっちこっちに片足をあげて、小便やるわけです。それで、片足をあげて小便する。だけど、(亡くなった)子どもは、墓からは自分一人では…。小さい子どもだから、家を探して来ることができないわけよ。探して来ることができないけど、犬は自分の小便の匂いをして帰ってくる。だから、子どもは、まだ(一人で)歩いて自分の家に来ることができないので、犬のように、犬が家に小便の匂いをして帰ってくるように、子どもも、いつでも家に帰って来なさい。といって、犬が片足で小便するのを例にとって、御香炉の足は、三本になったんだって。というお話。
全体の記録時間数 3:06
物語の時間数 2:53
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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