塩が一番うまい(シマグチ)

しおがいちばんうまい(しまぐち)

概要

私が(じいさん、ばあさんに)尋ねたところ、「じいさん、ばあさんが一番世の中でおいしい物は何か。」と聞いたら、「私は塩だ。」と言ってたので、その由来記を聞いたら、家を造るときに、家の棟に必ず“シビランカン”と書いてくっつけるけど、それには、塩と米、味噌の三つを入れて必ず下げるけど、それを下げるのはなぜかというと、昔、王様がごはんをいただいているとき、「このごはんはおいしくないが、どうにかしてそれをおいしくすることはできないか。」と言っていると、この家の棟に下がっている、塩が下がっていたので、そこから塩が落ちて、王様のおわんに落ちて入ったので、そのごはんはおいしくなったということ。今でも家を造るときには、必ず“シビランカン”と書いて、それに塩、味噌、米の三つを入れてくくって下げる。

再生時間:1:00

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民話詳細DATA

レコード番号 47O382986
CD番号 47O38C154
決定題名 塩が一番うまい(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 比嘉休太郎
話者名かな ひがきゅうたろう
生年月日 19070302
性別
出身地 不明
記録日 19810403
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊是名村 T14 B11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いぜな島の民話 P132
キーワード 塩,由来記,棟,シビランカン,米,味噌,王様
梗概(こうがい) 私が(じいさん、ばあさんに)尋ねたところ、「じいさん、ばあさんが一番世の中でおいしい物は何か。」と聞いたら、「私は塩だ。」と言ってたので、その由来記を聞いたら、家を造るときに、家の棟に必ず“シビランカン”と書いてくっつけるけど、それには、塩と米、味噌の三つを入れて必ず下げるけど、それを下げるのはなぜかというと、昔、王様がごはんをいただいているとき、「このごはんはおいしくないが、どうにかしてそれをおいしくすることはできないか。」と言っていると、この家の棟に下がっている、塩が下がっていたので、そこから塩が落ちて、王様のおわんに落ちて入ったので、そのごはんはおいしくなったということ。今でも家を造るときには、必ず“シビランカン”と書いて、それに塩、味噌、米の三つを入れてくくって下げる。
全体の記録時間数 1:12
物語の時間数 1:00
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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