
今帰仁城(なちじんぐしく)から戦を寄せてきたが、伊是名城(んじなぐしく)の城(しろ)を守っている兵隊たちは、馬を浴びせていたって。それで、「わあ、あんな城の崖に水があるのは珍しいことだ。もう、戦は攻められない。水があるので、もう攻められない。」と言ってね、今帰仁城の臣下たちは帰ったそうだ。帰ったので、ここはもう、伊是名の兵隊たちは勝ったわけさ。馬を浴びせていて……。今帰仁の兵隊たちが帰ったので、「今帰仁(なちじん)ぬ御城(うーぐしくー)、伊是名(んじな)御城(うーぐしく)〔今帰仁の御城 伊是名御城〕サーヒヤルガネービラ ガラクーヤサ。」といって歌っていた。年寄たちは、元はこんなに歌っていましたよ。戦に勝ったので、そうしてまた、ここ伊是名の年寄たちが、「伊是名御城(んじなうふぐしく) 石川(いしかー)ぬうてぃ水(みじ)よ〔伊是名城の石川にある水が〕首里(すい)やたらましか 御主(うす)にあぎーら〔首里にあったならば、御主(王様)にさしあげましょう〕。」と、年寄りたちがそう言ってたよ。それで、あの川の意味はね、こんなに上等な水だから、首里にあったならば御主加那志にさしあげるけど……。という意味さ。
| レコード番号 | 47O382978 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C153 |
| 決定題名 | 伊是名城と今帰仁城の戦い(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 末吉ウシ |
| 話者名かな | すえよしうし |
| 生年月日 | 19060000 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊是名村字伊是名 |
| 記録日 | 19810403 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊是名村 T14 B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20,60 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いぜな島の民話 P204 |
| キーワード | 今帰仁城,戦,伊是名城,馬,歌,年寄,石川,御主加那志 |
| 梗概(こうがい) | 今帰仁城(なちじんぐしく)から戦を寄せてきたが、伊是名城(んじなぐしく)の城(しろ)を守っている兵隊たちは、馬を浴びせていたって。それで、「わあ、あんな城の崖に水があるのは珍しいことだ。もう、戦は攻められない。水があるので、もう攻められない。」と言ってね、今帰仁城の臣下たちは帰ったそうだ。帰ったので、ここはもう、伊是名の兵隊たちは勝ったわけさ。馬を浴びせていて……。今帰仁の兵隊たちが帰ったので、「今帰仁(なちじん)ぬ御城(うーぐしくー)、伊是名(んじな)御城(うーぐしく)〔今帰仁の御城 伊是名御城〕サーヒヤルガネービラ ガラクーヤサ。」といって歌っていた。年寄たちは、元はこんなに歌っていましたよ。戦に勝ったので、そうしてまた、ここ伊是名の年寄たちが、「伊是名御城(んじなうふぐしく) 石川(いしかー)ぬうてぃ水(みじ)よ〔伊是名城の石川にある水が〕首里(すい)やたらましか 御主(うす)にあぎーら〔首里にあったならば、御主(王様)にさしあげましょう〕。」と、年寄りたちがそう言ってたよ。それで、あの川の意味はね、こんなに上等な水だから、首里にあったならば御主加那志にさしあげるけど……。という意味さ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:13 |
| 物語の時間数 | 1:58 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |