大歳の客(共通語)

概要

昔々、金持の年寄り夫婦と、とっても貧乏な年寄り夫婦がいた。お正月になっても貧乏な年寄り夫婦はごちそうもなく、着物を買うこともできずに困って火をたいて火正月をしていると、神様が天から降りて来て、「どうしてお前たちは、お正月だというのに火でぬくもっているのか。」と神様に聞かれた。貧乏人は「私たちはお金がないので、お正月になっても着物を買って着ることもできず、ごちそうを買って食べることもできないのでこうして火正月しているのです。」と答える。神様に「それじゃ、あなたたちは鍋と何を準備しなさい。」と言われたので、言われた物を準備すると、神様はお米やごちそうをたくさん作ってやった。それからお湯を沸かして風呂に入り、りっぱな着物を与えてもらい、いい正月を迎えた。それを聞いた隣の金持の爺さんは真似をして、「私たちも火をたいてぬくんでおこう。神様からごちそうやいろんな物をもらいいいお正月を迎えられる。」と言う悪だくみで、貧乏人の真似をして待っていると、神様が来られ「どうしたのか。」と尋ねられた。「私たちもお正月を迎えることができずに、こうして火正月しています。」と答えた。神様は、金持の悪だくみを知り貧乏人と同じことを言いつけると、爺さんは猿になり婆さんは鼠になって逃げた。

再生時間:4:12

民話詳細DATA

レコード番号 47O382913
CD番号 47O38C150
決定題名 大歳の客(共通語)
話者がつけた題名 猿になった金持
話者名 伊礼全忠
話者名かな いれいぜんちゅう
生年月日 19201105
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊是名村字諸見
記録日 19810402
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊是名村 T12 A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく) むかしむかしあるところに
伝承事情
文字化資料
キーワード 金持,年寄り夫婦,貧乏,火正月,神様,天,鍋,風呂,悪だくみ,猿,鼠
梗概(こうがい) 昔々、金持の年寄り夫婦と、とっても貧乏な年寄り夫婦がいた。お正月になっても貧乏な年寄り夫婦はごちそうもなく、着物を買うこともできずに困って火をたいて火正月をしていると、神様が天から降りて来て、「どうしてお前たちは、お正月だというのに火でぬくもっているのか。」と神様に聞かれた。貧乏人は「私たちはお金がないので、お正月になっても着物を買って着ることもできず、ごちそうを買って食べることもできないのでこうして火正月しているのです。」と答える。神様に「それじゃ、あなたたちは鍋と何を準備しなさい。」と言われたので、言われた物を準備すると、神様はお米やごちそうをたくさん作ってやった。それからお湯を沸かして風呂に入り、りっぱな着物を与えてもらい、いい正月を迎えた。それを聞いた隣の金持の爺さんは真似をして、「私たちも火をたいてぬくんでおこう。神様からごちそうやいろんな物をもらいいいお正月を迎えられる。」と言う悪だくみで、貧乏人の真似をして待っていると、神様が来られ「どうしたのか。」と尋ねられた。「私たちもお正月を迎えることができずに、こうして火正月しています。」と答えた。神様は、金持の悪だくみを知り貧乏人と同じことを言いつけると、爺さんは猿になり婆さんは鼠になって逃げた。
全体の記録時間数 4:41
物語の時間数 4:12
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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