城間仲(シマグチ)

概要

首里の王様がね、家では何をあげても、「おいしくない。」と言って、いつも不平を言ってたようだ。それで、この家来たちがね、「この人は珍らしい人だ。どんなおいしいものをあげても、いつも『おいしくない』と言うので、これはどうにかして、この人の口を直さないといけない。」と言って、首里からかごに乗せて、山原に連れて来たわけさ。山原に来ても、食べ物はあげなかった。そして、帰りながら、浦添城間のね、城間まで行くと、王様があまりにも、「腹がすいたよう。」と言ったので、この城間仲という人の家に、「何か食べ物をくれ。」と言って、行ったのでね、そこの家で、カンダバドゥシーを召しあがったようだ。「とてもおいしい。」と言ってね、たくさん食べたようだ。それで、食べてから首里に帰って行ったって。首里に帰ってから、「今日のカンダバドゥシーのおいしかったこと。とてもおいしかった。」と言ったって。ほら、ごはんはあげないで、かごに乗せて山原までゆききして、ゆられているでしょう。その上、腹が空いているから、このカンダバドゥシーは、普通のカンダバドゥシーだけど、腹がへっているので、おいしかったわけさ。そうして、首里に帰ってから、また首里に帰ってから、翌日来たのか、何日に来たのか、それはわからないけど、この城間に来て、このカンダバドゥシーを食べに来てね、礼を言ったって。「もう、おまえがとてもおいしいものをあげたので、そのおかえしに……。。」と言って、その家に。昔は、その人が王様だったので、その人の勝手でしょう。勝手だったから、土地を分けてあげたってよ。あげたので、この城間仲は、もとは貧乏だったけど、この土地を、王様の命令で、この土地を分けてもらったので、それから、百姓をしてもうけて、城間仲といって、大金持になったってよ。

再生時間:3:42

民話詳細DATA

レコード番号 47O382772
CD番号 47O38C142
決定題名 城間仲(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 末吉亀吉
話者名かな すえよしかめきち
生年月日 19081103
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊是名村字伊是名
記録日 19800906
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊是名村 T08 B16
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いぜな島の民話 P237
キーワード 首里,王様,不平,家来,かご,山原,浦添城間,城間仲,カンダバドゥシー,礼,貧乏,土地,大金持
梗概(こうがい) 首里の王様がね、家では何をあげても、「おいしくない。」と言って、いつも不平を言ってたようだ。それで、この家来たちがね、「この人は珍らしい人だ。どんなおいしいものをあげても、いつも『おいしくない』と言うので、これはどうにかして、この人の口を直さないといけない。」と言って、首里からかごに乗せて、山原に連れて来たわけさ。山原に来ても、食べ物はあげなかった。そして、帰りながら、浦添城間のね、城間まで行くと、王様があまりにも、「腹がすいたよう。」と言ったので、この城間仲という人の家に、「何か食べ物をくれ。」と言って、行ったのでね、そこの家で、カンダバドゥシーを召しあがったようだ。「とてもおいしい。」と言ってね、たくさん食べたようだ。それで、食べてから首里に帰って行ったって。首里に帰ってから、「今日のカンダバドゥシーのおいしかったこと。とてもおいしかった。」と言ったって。ほら、ごはんはあげないで、かごに乗せて山原までゆききして、ゆられているでしょう。その上、腹が空いているから、このカンダバドゥシーは、普通のカンダバドゥシーだけど、腹がへっているので、おいしかったわけさ。そうして、首里に帰ってから、また首里に帰ってから、翌日来たのか、何日に来たのか、それはわからないけど、この城間に来て、このカンダバドゥシーを食べに来てね、礼を言ったって。「もう、おまえがとてもおいしいものをあげたので、そのおかえしに……。。」と言って、その家に。昔は、その人が王様だったので、その人の勝手でしょう。勝手だったから、土地を分けてあげたってよ。あげたので、この城間仲は、もとは貧乏だったけど、この土地を、王様の命令で、この土地を分けてもらったので、それから、百姓をしてもうけて、城間仲といって、大金持になったってよ。
全体の記録時間数 3:58
物語の時間数 3:42
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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