
モーイ親方の、親は、親は何か……。このモーイ親方はいつも遊んで床の下のところへ行って、あれは螢火で、福木の葉を紙のかわりにして、学問をしていて、昼はすぐ怠けて田んぼだのどこだのあさっていて、あさっていて遊んでいたので、怠け者だった。こうして遊んではいたけれど、ある日、首里の御主加那志の前の何の前といったかな。《公儀の前》、公儀の前というのか、そこに、「灰縄を持ってこい。」と。「灰縄を持ってこい。」と言ったので、それで、親は、「灰の縄があるか。」と思った。また、公儀が、「雄鶏の卵、雄鶏の卵を持ってこい。」と言うので、「雄鶏の卵、雄鶏が卵を産むか。」と。「雄鶏が卵を産むか。」と親は思った。このモーイ親方は、こうして、その問題をあそこに返して、「灰縄持ってこい。」と言われたのは、この灰縄は石において、焼くとすぐ、このままの縄の形のまま持って行ったら、「これは偉い。」と言ったけど、また、「雄鶏の卵を持って来い。」と言われたので、「雄鶏が卵を産むか。」と思って、「私のおとうは今、お産前なので寝ている。」と言ったので、「男が、お産前といって寝るか。」と言ったので、「それならどうして『雄鶏の卵を持ってこい』というのはどういうことか。」と言って返して、勝ってきたという話。
| レコード番号 | 47O382506 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C129 |
| 決定題名 | モーイ親方 難題(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 比嘉ウシ |
| 話者名かな | ひがうし |
| 生年月日 | 18901019 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 不明 |
| 記録日 | 19750914 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊是名村 T01 B16 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いぜな島の民話 P145 |
| キーワード | モーイ親方,床の下,螢火,福木の葉,学問,怠け者,首里,御主加那志,公儀,灰縄,雄鶏の卵,お産前 |
| 梗概(こうがい) | モーイ親方の、親は、親は何か……。このモーイ親方はいつも遊んで床の下のところへ行って、あれは螢火で、福木の葉を紙のかわりにして、学問をしていて、昼はすぐ怠けて田んぼだのどこだのあさっていて、あさっていて遊んでいたので、怠け者だった。こうして遊んではいたけれど、ある日、首里の御主加那志の前の何の前といったかな。《公儀の前》、公儀の前というのか、そこに、「灰縄を持ってこい。」と。「灰縄を持ってこい。」と言ったので、それで、親は、「灰の縄があるか。」と思った。また、公儀が、「雄鶏の卵、雄鶏の卵を持ってこい。」と言うので、「雄鶏の卵、雄鶏が卵を産むか。」と。「雄鶏が卵を産むか。」と親は思った。このモーイ親方は、こうして、その問題をあそこに返して、「灰縄持ってこい。」と言われたのは、この灰縄は石において、焼くとすぐ、このままの縄の形のまま持って行ったら、「これは偉い。」と言ったけど、また、「雄鶏の卵を持って来い。」と言われたので、「雄鶏が卵を産むか。」と思って、「私のおとうは今、お産前なので寝ている。」と言ったので、「男が、お産前といって寝るか。」と言ったので、「それならどうして『雄鶏の卵を持ってこい』というのはどういうことか。」と言って返して、勝ってきたという話。 |
| 全体の記録時間数 | 2:57 |
| 物語の時間数 | 2:40 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |