雀孝行(シマグチ)

概要

これは、クラモートゥイ(雀)といってね。あの、また別に、口がこのくらいしている小鳥がいるでしょう。それは、スーシー(ひよどり)というのだけど、(二人の)親が病気になったので、「親の見舞いに行こう。」と、言ったら、あのスーシーという動物は、「私は、(きれいな)着物を着てから行く。」と、言った。それで、このクラモートゥイというのは、これは、自分は、布を織り終わらないうちに、綛を掛けたままでもいいからと思って、(親の見舞いに)行った。あれのここ(首)に、型が入っているのは、綛の型って。この布の綛の型。「私は、この綛を掛けたままでも、親の見舞いに行かないといけない。」と、言ったので、「お前は、倉の、倉の主になりなさい。」と、親が言ったので、雀は倉の主になった。雀が、倉の中に入っても、私たちが子どもだったころは、これを追い出さなかったよ。これは、倉の主といって、クラモートゥイと言ってね。クラモートっイのここ(首)に、真白い型が入っているのは、これは、布の綛の型って。「私は、この綛を掛けたままでも、親の見舞いに行かないといけない。」と、言って、綛を掛けたままになったって。あれは、スーシーという動物は、ここに、海にいるでしょう。「お前は、ここの、海の石を割って(小魚を取って)食べろ。」と親が言ったって。そういう話。「お前は、石の珊瑚を割って(小魚を取って)食べろ。」と、親がそう言ったので、スーシーは、それで、海の中で石を突ついている。口はこのくらいしているよ。これは、スーシーという動物。

再生時間:1:49

民話詳細DATA

レコード番号 47O382482
CD番号 47O38C128
決定題名 雀孝行(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 名嘉マサ
話者名かな なかまさ
生年月日 18850203
性別
出身地 不明
記録日 19750914
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊是名村 T01 A12
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 11
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いぜな島の民話 P120
キーワード クラモートゥイ,雀,スーシー,ひよどり,病気,見舞い,着物,綛の型,倉,海の石
梗概(こうがい) これは、クラモートゥイ(雀)といってね。あの、また別に、口がこのくらいしている小鳥がいるでしょう。それは、スーシー(ひよどり)というのだけど、(二人の)親が病気になったので、「親の見舞いに行こう。」と、言ったら、あのスーシーという動物は、「私は、(きれいな)着物を着てから行く。」と、言った。それで、このクラモートゥイというのは、これは、自分は、布を織り終わらないうちに、綛を掛けたままでもいいからと思って、(親の見舞いに)行った。あれのここ(首)に、型が入っているのは、綛の型って。この布の綛の型。「私は、この綛を掛けたままでも、親の見舞いに行かないといけない。」と、言ったので、「お前は、倉の、倉の主になりなさい。」と、親が言ったので、雀は倉の主になった。雀が、倉の中に入っても、私たちが子どもだったころは、これを追い出さなかったよ。これは、倉の主といって、クラモートゥイと言ってね。クラモートっイのここ(首)に、真白い型が入っているのは、これは、布の綛の型って。「私は、この綛を掛けたままでも、親の見舞いに行かないといけない。」と、言って、綛を掛けたままになったって。あれは、スーシーという動物は、ここに、海にいるでしょう。「お前は、ここの、海の石を割って(小魚を取って)食べろ。」と親が言ったって。そういう話。「お前は、石の珊瑚を割って(小魚を取って)食べろ。」と、親がそう言ったので、スーシーは、それで、海の中で石を突ついている。口はこのくらいしているよ。これは、スーシーという動物。
全体の記録時間数 1:54
物語の時間数 1:49
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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