
これは糸満での話である。糸満の人が鹿児島の商人からお金を借りた。返す期日になり、商人がやって来るが、糸満の人はまだ返せないので、「いついつの日にまた来て下さい」と答える。しかし、指定したその日になっても、お金は返せなかった。怒って切りかかろうとする商人に、糸満の人は、「意地ヌ出(ン)ジラー手(ティー)引キ、手ヌ出ジラー意地引キ」と言い、次の返済日を決めて商人を帰した。家に帰った商人は、自分の妻が知らない男といっしょに寝ているのを見る。商人はカッとなって切りつけようとするが、糸満の人の言葉を思い出し、思い止まる。心を落ち着けよく見ると、男と思ったのは男装をした母親であった。商人は糸満の人にとても感心し、返済の日に、糸満の人に、「お金は受け取れない」と言う。しかし糸満の人も受け取らず、互いに譲り合う。そのお金を埋めた所は「白銀堂」と呼ばれて、現在も祀られている。
| レコード番号 | 47O230623 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C037 |
| 決定題名 | 白銀堂由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那全福 |
| 話者名かな | よなぜんぷく |
| 生年月日 | 19031215 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村浜 |
| 記録日 | 19820920 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T27-2A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 薩摩武士,借金返済,言葉の功徳 |
| 梗概(こうがい) | これは糸満での話である。糸満の人が鹿児島の商人からお金を借りた。返す期日になり、商人がやって来るが、糸満の人はまだ返せないので、「いついつの日にまた来て下さい」と答える。しかし、指定したその日になっても、お金は返せなかった。怒って切りかかろうとする商人に、糸満の人は、「意地ヌ出(ン)ジラー手(ティー)引キ、手ヌ出ジラー意地引キ」と言い、次の返済日を決めて商人を帰した。家に帰った商人は、自分の妻が知らない男といっしょに寝ているのを見る。商人はカッとなって切りつけようとするが、糸満の人の言葉を思い出し、思い止まる。心を落ち着けよく見ると、男と思ったのは男装をした母親であった。商人は糸満の人にとても感心し、返済の日に、糸満の人に、「お金は受け取れない」と言う。しかし糸満の人も受け取らず、互いに譲り合う。そのお金を埋めた所は「白銀堂」と呼ばれて、現在も祀られている。 |
| 全体の記録時間数 | 4:01 |
| 物語の時間数 | 3:42 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ 車の音 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |