
ひとりのお爺さんが、日が沈む頃、釣りを終え家に帰る時に、潮がひいたからだろうか、一匹のカマンタが海岸に打ち上げられているのを見た。カマンタを見たお爺さんは、若い頃を思い出し、カマンタと一時の契りを結んでから海に放してやった。それから三年くらいあと、また海に来て思い出していると、二、三歳くらいの子が人間の姿で海中から出てきて、「スーエー(お父さん)、スーエー(お父さん)」と呼んだ。お爺さんは、「私はお前のスーではないよ」というが、子供は、「私のお父さんだから、私といっしょに家へ来てください」と言い、顔を海につけ、三回手で水をかくと、龍宮に行けると教えられて龍宮に行く。途中で、帰る時はマムンガーミをもらうように教えられ、女の姿のエイに迎えられて龍宮で歓待され、帰りにはマムンガーミをもらって来る。家に帰るとそのマムンガーミをミンチョー畑の側にかくして置く。そのカメの中を少しなめると、ご飯がいらなくなるので、それからは家で食事をしなくなる。妻が怪しんで夫に酒を飲ませると、夫は酒の勢いで秘密にするはずのマムンガーミのことを話すと、夫は腹がふくれて死に、妻がそのカメを置いた場所へ行くとカメはなくなっている。
| レコード番号 | 47O230592 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C034 |
| 決定題名 | カマンタ女房(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 上原英昌 |
| 話者名かな | うえはらえいしょう |
| 生年月日 | 19091226 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村西 |
| 記録日 | 19820921 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T24A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P59 |
| キーワード | エイ,性交,子供,龍宮の土産(マムンガーミ) |
| 梗概(こうがい) | ひとりのお爺さんが、日が沈む頃、釣りを終え家に帰る時に、潮がひいたからだろうか、一匹のカマンタが海岸に打ち上げられているのを見た。カマンタを見たお爺さんは、若い頃を思い出し、カマンタと一時の契りを結んでから海に放してやった。それから三年くらいあと、また海に来て思い出していると、二、三歳くらいの子が人間の姿で海中から出てきて、「スーエー(お父さん)、スーエー(お父さん)」と呼んだ。お爺さんは、「私はお前のスーではないよ」というが、子供は、「私のお父さんだから、私といっしょに家へ来てください」と言い、顔を海につけ、三回手で水をかくと、龍宮に行けると教えられて龍宮に行く。途中で、帰る時はマムンガーミをもらうように教えられ、女の姿のエイに迎えられて龍宮で歓待され、帰りにはマムンガーミをもらって来る。家に帰るとそのマムンガーミをミンチョー畑の側にかくして置く。そのカメの中を少しなめると、ご飯がいらなくなるので、それからは家で食事をしなくなる。妻が怪しんで夫に酒を飲ませると、夫は酒の勢いで秘密にするはずのマムンガーミのことを話すと、夫は腹がふくれて死に、妻がそのカメを置いた場所へ行くとカメはなくなっている。 |
| 全体の記録時間数 | 12:05 |
| 物語の時間数 | 11:38 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |