
神里は農業熱心だった。前原の畑に大きな石があったので、それを掘り出し畦に片付けようとするが重くて動かせない。するとそこへ天から神様が降りてきて、持っていた杖で簡単に片付けた。それから、糸喜納というところに畑があって、粟や黍を植えていたが、台風がやって来そうになったので、まだ青かったけど刈り取ることにした。するとまた神様が現れて、「台風はないから家に帰りなさい」と言う。「では、二度もお会いしたのだから何か手印をください」と言うと、手印として豆の種を与えられた。その時、神様から「このことは親兄弟にも友達にも、誰にも話してはいけないよ」と言われ、話さないことを約束する。帰ってくる途中、イザニビラというところに差し掛かると突然目がくらくらする。友達(本当は神様)に出会って、その人が「神里、どうして帰ってきたか」と聞くので、「神様が今度は台風はないから帰りなさいというので帰ってきた」と言う。その途端に目が見えなくなった。神里が「物が見えない」と言うと、神様が「天に向かってミヘー( )すれば治る」と言うので、ミヘーすると目が開いた。ところが懐に手をやると神様からもらった手印はなくなっていた。
| レコード番号 | 47O230529 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C028 |
| 決定題名 | 神里節由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 仲里秀雄 |
| 話者名かな | なかざとひでお |
| 生年月日 | 18990402 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字西 |
| 記録日 | 19810517 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T20A12 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 神里,神様,黍,暴風,手印 |
| 梗概(こうがい) | 神里は農業熱心だった。前原の畑に大きな石があったので、それを掘り出し畦に片付けようとするが重くて動かせない。するとそこへ天から神様が降りてきて、持っていた杖で簡単に片付けた。それから、糸喜納というところに畑があって、粟や黍を植えていたが、台風がやって来そうになったので、まだ青かったけど刈り取ることにした。するとまた神様が現れて、「台風はないから家に帰りなさい」と言う。「では、二度もお会いしたのだから何か手印をください」と言うと、手印として豆の種を与えられた。その時、神様から「このことは親兄弟にも友達にも、誰にも話してはいけないよ」と言われ、話さないことを約束する。帰ってくる途中、イザニビラというところに差し掛かると突然目がくらくらする。友達(本当は神様)に出会って、その人が「神里、どうして帰ってきたか」と聞くので、「神様が今度は台風はないから帰りなさいというので帰ってきた」と言う。その途端に目が見えなくなった。神里が「物が見えない」と言うと、神様が「天に向かってミヘー( )すれば治る」と言うので、ミヘーすると目が開いた。ところが懐に手をやると神様からもらった手印はなくなっていた。 |
| 全体の記録時間数 | 6:07 |
| 物語の時間数 | 5:55 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |