
昔はアットオーという祭事を司る女の人がいた。その人は年に一回、久高島に拝みに行っていた。ナージン御殿が当番に当たったとき、久高島へ行く途中、海が時化て難破し、難船は薩摩に流れ着いた。そのアットオーは大変美人だったので、薩摩の殿様が惚れ込んで、嫁にほしいと言う。オットーは頑なに断わるが、それでも言い寄る。なんとか難を逃れようとみんなで知恵を絞っていたが、ある日、夢の中で「手に墨を塗って針12本を突けば難を切り抜けることができる」と教えられる。その通りにして殿様の前にパッと手を差し出すと、殿様は驚いて、「これは神の祟りだ」と言って、舟を作らせオットーを沖縄に帰した。それから沖縄ではハヂチを突くようになった。
| レコード番号 | 47O230509 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C027 |
| 決定題名 | ハジチ由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安里武蒸 |
| 話者名かな | あさとたけとし |
| 生年月日 | 19181111 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字浜 |
| 記録日 | 19810516 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T19A15 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 80 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 神女,難破,薩摩,墨, |
| 梗概(こうがい) | 昔はアットオーという祭事を司る女の人がいた。その人は年に一回、久高島に拝みに行っていた。ナージン御殿が当番に当たったとき、久高島へ行く途中、海が時化て難破し、難船は薩摩に流れ着いた。そのアットオーは大変美人だったので、薩摩の殿様が惚れ込んで、嫁にほしいと言う。オットーは頑なに断わるが、それでも言い寄る。なんとか難を逃れようとみんなで知恵を絞っていたが、ある日、夢の中で「手に墨を塗って針12本を突けば難を切り抜けることができる」と教えられる。その通りにして殿様の前にパッと手を差し出すと、殿様は驚いて、「これは神の祟りだ」と言って、舟を作らせオットーを沖縄に帰した。それから沖縄ではハヂチを突くようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 4:01 |
| 物語の時間数 | 3:40 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |