黒金座主 子宝の神(方言)

概要

自分は子供を作る神様だといって、黒金座主は神に化けて今の波の上の仏と同じようなに、仏の家に入っていた。あるところに子供のいない夫婦がいた。「どこそこに子供が授かる神様がいるというから、私たちはこの年になるまで子供に恵まれないので拝みに行こう」といって、二人は行った。そして「子供ができますように」と拝んだ。拝み終わって、夫が妻に「今まで自分たちは子供に恵まれなかったが、神様を拝んだので、来年はきっと子供ができるだろう」、といってその手を握って帰ろうと立ち上がった。その時、すでに妻は強姦されていた。夫が握ったのは妻の手ではなく、ヤギの綱だった。ヤギの綱とは知らず、手を取って「来年は子供もできるだろう。なるべくなら男の子が欲しいなあ。だったら嬉しいよ、アヤー」といったら、その返事はヤギの鳴き声だった。珍しいこともあるもんだ、と夫は不思議に思った。妻は強姦されて帰ることができなかった。夫は先に家に帰り、妻は後で帰ってきた。夫が妻に、「君は今までどこに行っていたのか。僕は君の手だと思い握っていたのに、ヤギの綱だったんだよ。ヤギが鳴いたのでびっくりした」といった。夫は妻が強姦されたことは知らない。

再生時間:3:37

民話詳細DATA

レコード番号 47O230356
CD番号 47O23C018 
決定題名 黒金座主 子宝の神(方言)
話者がつけた題名
話者名 与那城カマド
話者名かな よなしろかまど
生年月日 18961002
性別
出身地 沖縄県粟国村字浜
記録日 19760820
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T13A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 黒金座主,強姦,山羊の綱
梗概(こうがい) 自分は子供を作る神様だといって、黒金座主は神に化けて今の波の上の仏と同じようなに、仏の家に入っていた。あるところに子供のいない夫婦がいた。「どこそこに子供が授かる神様がいるというから、私たちはこの年になるまで子供に恵まれないので拝みに行こう」といって、二人は行った。そして「子供ができますように」と拝んだ。拝み終わって、夫が妻に「今まで自分たちは子供に恵まれなかったが、神様を拝んだので、来年はきっと子供ができるだろう」、といってその手を握って帰ろうと立ち上がった。その時、すでに妻は強姦されていた。夫が握ったのは妻の手ではなく、ヤギの綱だった。ヤギの綱とは知らず、手を取って「来年は子供もできるだろう。なるべくなら男の子が欲しいなあ。だったら嬉しいよ、アヤー」といったら、その返事はヤギの鳴き声だった。珍しいこともあるもんだ、と夫は不思議に思った。妻は強姦されて帰ることができなかった。夫は先に家に帰り、妻は後で帰ってきた。夫が妻に、「君は今までどこに行っていたのか。僕は君の手だと思い握っていたのに、ヤギの綱だったんだよ。ヤギが鳴いたのでびっくりした」といった。夫は妻が強姦されたことは知らない。
全体の記録時間数 3:49
物語の時間数 3:37
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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