
親が煙草は一回だけにしなさいというと、大きなキセルを作ってそれに煙草を詰めて吸ったので、煙がたくさん出て、モーイの殿内は火事だといって間違えられた。それで親に叱られると、「お父さんが一回だけ吸いなさいというのでこうした」という。今度は父親が呼ばれて、雄鶏の卵を持って来いといわれて心配していた。それでモーイが「私が行って来ます」といった。行くと、「なぜお前が来たのだ。父親に用事があったのに」といわれる。「父親は産気づいて来れないので私が来ました」というと、「男が産気づくか」といったので、「雄鶏が卵を産むか」と反論して勝った。次に恩納岳を持って来いという。「持ってくるが、それを運ぶ船を貸して下さい。それからへらを貸して下さい」というと、「お前の勝ちだ。褒美をあげよう」という。「褒美は要らない。少しでいいからその席に座らせてください」といって、戦の後だったので、証文を全部い焼いた。モーイ親方は普段はバカな真似をしていて、勉強もできないと思われていたが、モーイは他人に知られずに勉強した。嫁は良い家からもらうことになっていたが、モーイはバカだから離縁するといって、嫁の親が来たので、モーイは釣り針を髪にかけた。「どうしてそのようなことをするか」というと、「掛けた金具がはずれるか。はずしてみろ」といった。
| レコード番号 | 47O230328 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C017 |
| 決定題名 | モーイ親方 (方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安里カマ |
| 話者名かな | あさとかま |
| 生年月日 | 18921120 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村浜 |
| 記録日 | 19760816 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T12A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 一吹き煙草,難題,勉強,嫁取り |
| 梗概(こうがい) | 親が煙草は一回だけにしなさいというと、大きなキセルを作ってそれに煙草を詰めて吸ったので、煙がたくさん出て、モーイの殿内は火事だといって間違えられた。それで親に叱られると、「お父さんが一回だけ吸いなさいというのでこうした」という。今度は父親が呼ばれて、雄鶏の卵を持って来いといわれて心配していた。それでモーイが「私が行って来ます」といった。行くと、「なぜお前が来たのだ。父親に用事があったのに」といわれる。「父親は産気づいて来れないので私が来ました」というと、「男が産気づくか」といったので、「雄鶏が卵を産むか」と反論して勝った。次に恩納岳を持って来いという。「持ってくるが、それを運ぶ船を貸して下さい。それからへらを貸して下さい」というと、「お前の勝ちだ。褒美をあげよう」という。「褒美は要らない。少しでいいからその席に座らせてください」といって、戦の後だったので、証文を全部い焼いた。モーイ親方は普段はバカな真似をしていて、勉強もできないと思われていたが、モーイは他人に知られずに勉強した。嫁は良い家からもらうことになっていたが、モーイはバカだから離縁するといって、嫁の親が来たので、モーイは釣り針を髪にかけた。「どうしてそのようなことをするか」というと、「掛けた金具がはずれるか。はずしてみろ」といった。 |
| 全体の記録時間数 | 4:19 |
| 物語の時間数 | 4:05 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |