
(殿内の)相続人は首里城で引きとめられて、粟国には帰してくれないので、その相続人は、別から子供をもらった。その子供が牛を野原に繋いで、午後、それを連れに行くと、片足のない猫が牛の側に立っているので、驚いて綱を解いて逃げてきた。それからその子は病弱になったので、実の親が那覇の医者のところに連れて行く途中、畑を通っていると、老人が「どうしたのか」とたずねるので、理由を話し、「医者に行く」というと、「その必要はないから帰りなさい」という。翌日、その老人の家を訪ねて行くと、(老人が)「自分の家からタチノファ(東南東)の方向に拝所を作って拝みなさい。そうすると元気になる」といわれたので、帰ってきてアダン山を切り倒して、そこを拝むようにした。最初は舟を回してどこからかクルマー石を持ってきたというが、その後、現在のもの(石)になった。これは漂流してきたものだそうだ。そしてその子供は元気になったということである。
| レコード番号 | 47O230235 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C013 |
| 決定題名 | 粟国観音の話(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 仲里秀雄 |
| 話者名かな | なかざとひでお |
| 生年月日 | 18990402 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村西 |
| 記録日 | 19760817 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T09B08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 片足の猫,子供,老人,石 |
| 梗概(こうがい) | (殿内の)相続人は首里城で引きとめられて、粟国には帰してくれないので、その相続人は、別から子供をもらった。その子供が牛を野原に繋いで、午後、それを連れに行くと、片足のない猫が牛の側に立っているので、驚いて綱を解いて逃げてきた。それからその子は病弱になったので、実の親が那覇の医者のところに連れて行く途中、畑を通っていると、老人が「どうしたのか」とたずねるので、理由を話し、「医者に行く」というと、「その必要はないから帰りなさい」という。翌日、その老人の家を訪ねて行くと、(老人が)「自分の家からタチノファ(東南東)の方向に拝所を作って拝みなさい。そうすると元気になる」といわれたので、帰ってきてアダン山を切り倒して、そこを拝むようにした。最初は舟を回してどこからかクルマー石を持ってきたというが、その後、現在のもの(石)になった。これは漂流してきたものだそうだ。そしてその子供は元気になったということである。 |
| 全体の記録時間数 | 3:10 |
| 物語の時間数 | 2:35 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |