木魂女房(方言)

概要

この家には赤ちゃんが生まれているから、赤ちゃんの命を取るということをその家の父親が便所で聞いたので、その赤ちゃんはそんなに健康であるのに、どのようにして取るのかと尋ねると、「鼻の穴をつついてくしゃみをさせる」と桑の木の精がいった。「本当にできるのか。どうして見に行くのか」ときくと、「叔母さんということで見に行く」という。叔母さんということでそこへ行き、「子供が生まれたというのに私には知らせないのか」というと、「子供は誰にも見せない。父親が話を聞いているので誰にも見せないという。無理に赤ちゃんを抱こうとすると、ちょうど木を切る包丁を前にしていたので、その包丁で腕を切った。血がたくさん流れ出たのでびっくりして飛び出した。そこにいた人たちは人を切ってしまったと心配するが、心配しなくても良いという。翌朝、起きて桑の木の枝を見ると、東のほうに伸びている枝が切られていた。そしてこの家の赤ちゃんは無事だったとの話である。だから桑の木を置いておくと大変なことになるので、根元から切ったという話である。

再生時間:2:02

民話詳細DATA

レコード番号 47O230216
CD番号 47O23C013 
決定題名 木魂女房(方言)
話者がつけた題名
話者名 与那嶺ヒロ
話者名かな よなみねひろ
生年月日 19071001
性別
出身地 沖縄県那覇市久米
記録日 19760818
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T09A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード くしゃみ,桑の木の精,木挽き
梗概(こうがい) この家には赤ちゃんが生まれているから、赤ちゃんの命を取るということをその家の父親が便所で聞いたので、その赤ちゃんはそんなに健康であるのに、どのようにして取るのかと尋ねると、「鼻の穴をつついてくしゃみをさせる」と桑の木の精がいった。「本当にできるのか。どうして見に行くのか」ときくと、「叔母さんということで見に行く」という。叔母さんということでそこへ行き、「子供が生まれたというのに私には知らせないのか」というと、「子供は誰にも見せない。父親が話を聞いているので誰にも見せないという。無理に赤ちゃんを抱こうとすると、ちょうど木を切る包丁を前にしていたので、その包丁で腕を切った。血がたくさん流れ出たのでびっくりして飛び出した。そこにいた人たちは人を切ってしまったと心配するが、心配しなくても良いという。翌朝、起きて桑の木の枝を見ると、東のほうに伸びている枝が切られていた。そしてこの家の赤ちゃんは無事だったとの話である。だから桑の木を置いておくと大変なことになるので、根元から切ったという話である。
全体の記録時間数 2:10
物語の時間数 2:02
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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