猿長者(方言)

概要

大晦日の夜のことである。貧乏者が向かいの金持ちの家へ行き、米の入っていたカマスを貸してくれと頼んだが、貸してくれなかった。年老いたおじいさんが来て、「なぜ、あなたたちは火正月をしているか」ときくので、おじいさんたちが「実は私たちは貧乏で食べる物もなく、金持ちの家へ行って米の入っていたカマスを貸してくれるよう頼んだが貸してもらえず、火の正月をしているのです」と答えると、「ああ、そうか。それではお湯を沸かしてお風呂に入りなさい」といった。いわれたとおりに風呂に入ると若返った。すると向かいの人が、「あなたたちはどうして若くなったのか」ときいた。貧乏者は年老いたおじいさんが来たことを話した。向かいの人たちは、自分たちもやってみようといってお風呂に入った。すると猿になってしまった。年老いたおじいさんが来て、「あなたたちは向かいの家へ行って住みなさい」といった。貧乏人は住むことにした。「夕方になると猿たちが家の回りでキャッキャッ鳴くのですがどうしたらいいですか」ときくと、年老いたおじいさんは「クルマー石を焼いて回りに置きなさい。そうすると猿は逃げるから」といった。猿はお尻を焼いて逃げていった。

再生時間:2:11

民話詳細DATA

レコード番号 47O230188
CD番号 47O23C011 
決定題名 猿長者(方言)
話者がつけた題名
話者名 神里トシ
話者名かな かみざととし
生年月日 19260615
性別
出身地 沖縄県粟国村西121番地
記録日 19760818
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T08A10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 大歳,火正月,老人,猿の尻,
梗概(こうがい) 大晦日の夜のことである。貧乏者が向かいの金持ちの家へ行き、米の入っていたカマスを貸してくれと頼んだが、貸してくれなかった。年老いたおじいさんが来て、「なぜ、あなたたちは火正月をしているか」ときくので、おじいさんたちが「実は私たちは貧乏で食べる物もなく、金持ちの家へ行って米の入っていたカマスを貸してくれるよう頼んだが貸してもらえず、火の正月をしているのです」と答えると、「ああ、そうか。それではお湯を沸かしてお風呂に入りなさい」といった。いわれたとおりに風呂に入ると若返った。すると向かいの人が、「あなたたちはどうして若くなったのか」ときいた。貧乏者は年老いたおじいさんが来たことを話した。向かいの人たちは、自分たちもやってみようといってお風呂に入った。すると猿になってしまった。年老いたおじいさんが来て、「あなたたちは向かいの家へ行って住みなさい」といった。貧乏人は住むことにした。「夕方になると猿たちが家の回りでキャッキャッ鳴くのですがどうしたらいいですか」ときくと、年老いたおじいさんは「クルマー石を焼いて回りに置きなさい。そうすると猿は逃げるから」といった。猿はお尻を焼いて逃げていった。
全体の記録時間数 2:53
物語の時間数 2:11
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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