
昔、那覇の渡ン地には山原船が多く集まり、そこから垣花までは小さな伝馬舟で渡った。朝夕、渡ン地から垣花に通う蔵地頭がいたが、ある日、きれいな爺さんをおぶって船に乗せてやった。すると、その爺さんが、これからどこそこの家に行くという。聞いてみると、それは蔵地頭の家だった。その家は私の家だというと、その爺さんは、それでは同じ年の親類はないかという。同じ生れ年の家を三軒教えると、爺さんは、掃除がしてあるから用はないといい、二軒目の家も同じようにいった。三軒目の家は掃除もしていなし、海の砂も敷いていなかった。爺さんはそれを見ると、もう帰ってもよいと蔵地頭にいった。その家に翌日行ってみると、その家の同じ生れ年の人は死んでいた。朝夕の掃除と海の砂はそれで魔除けになるということだ。
| レコード番号 | 47O230158 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C009 |
| 決定題名 | 死に神の恩返し(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 末吉マツ |
| 話者名かな | すえよしまつ |
| 生年月日 | 19060608 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村浜 |
| 記録日 | 19760818 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T06B11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P234 |
| キーワード | 渡しの援助,爺,掃除 |
| 梗概(こうがい) | 昔、那覇の渡ン地には山原船が多く集まり、そこから垣花までは小さな伝馬舟で渡った。朝夕、渡ン地から垣花に通う蔵地頭がいたが、ある日、きれいな爺さんをおぶって船に乗せてやった。すると、その爺さんが、これからどこそこの家に行くという。聞いてみると、それは蔵地頭の家だった。その家は私の家だというと、その爺さんは、それでは同じ年の親類はないかという。同じ生れ年の家を三軒教えると、爺さんは、掃除がしてあるから用はないといい、二軒目の家も同じようにいった。三軒目の家は掃除もしていなし、海の砂も敷いていなかった。爺さんはそれを見ると、もう帰ってもよいと蔵地頭にいった。その家に翌日行ってみると、その家の同じ生れ年の人は死んでいた。朝夕の掃除と海の砂はそれで魔除けになるということだ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:43 |
| 物語の時間数 | 2:34 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |