幽霊を見た爺さん(共通語)

概要

私が那覇に出た時、友達の祖父が幽霊を見たといった。「おじいさん幽霊を見たというが本当ですか」ときいたところ、「ああ、この年になるまで幽霊というのはいないと思っていたが実際にいるんだよ」といった。「どうだったんですか」ときくと、現在の泊の沖縄スバルから回った所の海で釣りをしていた。そして、お茶とパンを持って行った。釣れないのであっちこっち場所を変えてた。ひょっこり海の方を見ると琉装をした女がいた。おじいさんは「ああ、この辺はアメリカ人が多いから、パンスケかなぁ」と思った。もう一度見るとその女はいなくなっていた。(おかしいさあ。海に入る所はないし家に帰ったのだろう)と思って、余り気にもとめなかった。また女が現れた。おじいさんはおかしいと思い、急いで家に帰った。途中おばあさんに会ったのでこのことを話した。するとおばあさんが「あの女と話しはしなかっただろうね」といった。おじいさんは話しをしなかったようである。声を掛けてはいけないのである。おばあさんがパンもお茶も持っているし、これが欲しいといって出て来たのではないかと笑った。そうかも知れないが実際この年になるまで幽霊を信じなかったが、いたんだよといった。幽霊がいる、いないというのは賭けることは出来ないものである。

再生時間:2:56

民話詳細DATA

レコード番号 47O230125
CD番号 47O23C008 
決定題名 幽霊を見た爺さん(共通語)
話者がつけた題名 幽霊を見た話
話者名 安里武烝
話者名かな あさとたけとし
生年月日 19181111
性別
出身地 沖縄県粟国村浜
記録日 19760820
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T05B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 粟国島の民話P457
キーワード 幽霊,琉装の女
梗概(こうがい) 私が那覇に出た時、友達の祖父が幽霊を見たといった。「おじいさん幽霊を見たというが本当ですか」ときいたところ、「ああ、この年になるまで幽霊というのはいないと思っていたが実際にいるんだよ」といった。「どうだったんですか」ときくと、現在の泊の沖縄スバルから回った所の海で釣りをしていた。そして、お茶とパンを持って行った。釣れないのであっちこっち場所を変えてた。ひょっこり海の方を見ると琉装をした女がいた。おじいさんは「ああ、この辺はアメリカ人が多いから、パンスケかなぁ」と思った。もう一度見るとその女はいなくなっていた。(おかしいさあ。海に入る所はないし家に帰ったのだろう)と思って、余り気にもとめなかった。また女が現れた。おじいさんはおかしいと思い、急いで家に帰った。途中おばあさんに会ったのでこのことを話した。するとおばあさんが「あの女と話しはしなかっただろうね」といった。おじいさんは話しをしなかったようである。声を掛けてはいけないのである。おばあさんがパンもお茶も持っているし、これが欲しいといって出て来たのではないかと笑った。そうかも知れないが実際この年になるまで幽霊を信じなかったが、いたんだよといった。幽霊がいる、いないというのは賭けることは出来ないものである。
全体の記録時間数 2:56
物語の時間数 2:56
言語識別 共通語
音源の質 △ ノイズが入っている
テープ番号
予備項目1

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