月夜の幽霊(共通語)

概要

闇の夜は道を歩くときは道の端を歩きなさい、月夜には真ん中を通りなさい、道を後ろにして立っている人には声を掛けてはいけない、着物の模様が見える人にも声を掛けてはいけないと昔の人が教えていた。実際にあったらしい私の友達(先輩)の身に起きたことである。7月15日には紙をあぶったり親戚の家を回ったり遅くまで歩く。沖縄本島の東側にあった話で、そしてここに無名の墓が大分あるらしい。その墓の所に青年が立っていた。このおじさんは大変元気者だったので、「ハイ、ニーセ」と声を掛けた。この青年は返事をしなかったので「バカヤロー」といって杖でついた。すると、家に帰って、その青年は死んでしまった。その時おじいさんはしまったと思った。やはり家に帰ってその翌日から体の調子が悪くなり寝込んでしまった。自分でももう駄目とわかった。何日かぶらぶらしていた。そして私の背中を見てごらんと見せた。真っ黒くなっていた。相手は魔物で結局、杖でついたのが自分に移っていた。そして、この人の遺言が「道を後ろにして立っている人には声を掛けるな」ということだったそうだ。今でも教えられている。

再生時間:2:39

民話詳細DATA

レコード番号 47O230124
CD番号 47O23C008 
決定題名 月夜の幽霊(共通語)
話者がつけた題名 月夜の幽霊
話者名 安里武烝
話者名かな あさとたけとし
生年月日 19181111
性別
出身地 沖縄県粟国村浜
記録日 19760820
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T05B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20,51
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 粟国島の民話P453
キーワード 魔物,闇の夜
梗概(こうがい) 闇の夜は道を歩くときは道の端を歩きなさい、月夜には真ん中を通りなさい、道を後ろにして立っている人には声を掛けてはいけない、着物の模様が見える人にも声を掛けてはいけないと昔の人が教えていた。実際にあったらしい私の友達(先輩)の身に起きたことである。7月15日には紙をあぶったり親戚の家を回ったり遅くまで歩く。沖縄本島の東側にあった話で、そしてここに無名の墓が大分あるらしい。その墓の所に青年が立っていた。このおじさんは大変元気者だったので、「ハイ、ニーセ」と声を掛けた。この青年は返事をしなかったので「バカヤロー」といって杖でついた。すると、家に帰って、その青年は死んでしまった。その時おじいさんはしまったと思った。やはり家に帰ってその翌日から体の調子が悪くなり寝込んでしまった。自分でももう駄目とわかった。何日かぶらぶらしていた。そして私の背中を見てごらんと見せた。真っ黒くなっていた。相手は魔物で結局、杖でついたのが自分に移っていた。そして、この人の遺言が「道を後ろにして立っている人には声を掛けるな」ということだったそうだ。今でも教えられている。
全体の記録時間数 2:39
物語の時間数 2:39
言語識別 共通語
音源の質 △ ノイズが入っている
テープ番号
予備項目1

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