神里節由来(共通語)

概要

神里という人は農業に熱心な人であった。大きな黒真石(クルマー石)が畑にあった。動かせないでいるところに神様が来て、「何をしているのか」ときいたので、「この石を動かそうとしている」と答えると、神様が杖で動かして畑の外にその石を出してくれた。その後、イチキナ畑という所で粟を作っていた。風が吹いて来たので台風になるかも知れない、その前に全部刈り取ることにした。すると大きな稲光とともに神様が出てきて「何をしているのか」ときくので、「台風が来る前に刈り取ろうとしている」と言うと神様が「今年は台風は来ない」といった。「それなら約束する手印をください」というと神様は赤い豆をくれた。「これを来年畑に植えなさい。しかしこのことは誰にも話してはいけない」といい帰った。帰る途中急に周囲が暗くなって目が見えなくなった。するとそこに友達が来て「君は何をしているのか」といったので今までのことを話した。そして「私は急に目が見えなくなった」といった。「それなら神様に祈りなさい」というので、そのようにするとまた目が見えるようになったが神様からもらった赤い豆はなくなっていた。友達と思っていたのは友達に化けた神さまであった。

再生時間:5:20

民話詳細DATA

レコード番号 47O230116
CD番号 47O23C007 
決定題名 神里節由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 安里武烝
話者名かな あさとたけとし
生年月日 19181111
性別
出身地 沖縄県粟国村浜
記録日 19760820
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T05A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 神里,粟,神様,天の手印,約束破棄,
梗概(こうがい) 神里という人は農業に熱心な人であった。大きな黒真石(クルマー石)が畑にあった。動かせないでいるところに神様が来て、「何をしているのか」ときいたので、「この石を動かそうとしている」と答えると、神様が杖で動かして畑の外にその石を出してくれた。その後、イチキナ畑という所で粟を作っていた。風が吹いて来たので台風になるかも知れない、その前に全部刈り取ることにした。すると大きな稲光とともに神様が出てきて「何をしているのか」ときくので、「台風が来る前に刈り取ろうとしている」と言うと神様が「今年は台風は来ない」といった。「それなら約束する手印をください」というと神様は赤い豆をくれた。「これを来年畑に植えなさい。しかしこのことは誰にも話してはいけない」といい帰った。帰る途中急に周囲が暗くなって目が見えなくなった。するとそこに友達が来て「君は何をしているのか」といったので今までのことを話した。そして「私は急に目が見えなくなった」といった。「それなら神様に祈りなさい」というので、そのようにするとまた目が見えるようになったが神様からもらった赤い豆はなくなっていた。友達と思っていたのは友達に化けた神さまであった。
全体の記録時間数 6:04
物語の時間数 5:20
言語識別 共通語
音源の質 △ ノイズが入っている
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP